ジム友達 ページ6
バック落とした音で、彼が顔上げた。
「すいませーん…」
そのまま拾って逃げようとしたのに、バッグ拾われてしまった。
北「逃げなくてもいーじゃん、はい」
そう言ってバッグ差し出してくれた。
ニコって笑う顔が可愛くて、警戒心がだんだん解けてく。
「ありがとうございます…逃げるわけじゃ…」
北「なんかごめんね。初対面の女の子に百面相だとか、何考えてるんだとか、俺失礼なこと言ったなって思って。
謝りたくて、これも失礼かなって思ったけど待ってた。」
「いえ…こちらこそ、すいません。びっくりしたとはいえ、失礼な態度とってしまって…
考え事してたんですけど、そんなに百面相だったなんて恥ずかしいですよね」
二人して、ぎこちなく笑い合う。
「さっき、何か言いかけてましたよね?何でしたか?」
北「あぁ…。
いつもいるよねって、言いたかっただけ。
あんまり俺が来る時間に若い人もいないし、友達になりたいなって思って話しかけた。」
「夜になると人減るしちょっと上世代ばっかですもんね。
私も、ジムで友達いたら楽しいし続けられるかも。
私からも、是非お願いします。」
こうやって、新しい友達が出来たのなんて久しぶり。
しかも、ちょっとイケメンな友達。
これは自慢せねば!
チャラいかな?って思ったけど、話すとそうでもなかった。
そのままジムの出口まで他愛のないこと話して、その日はそこで別れた。
あれ?名前、聞くの忘れちゃったな…。
まぁいっか。
次に会ったら名前と年齢聞こっと。
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ゆう(プロフ) - 作者です。読んでくださって、感想まで書いてもらってありがとうございます。更新頑張りますね。 (2015年8月17日 23時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
由実(プロフ) - 主人公かわいそう…(彼氏のこと)フリーターならぬぷー太郎w更新待ってます♪ (2015年8月17日 4時) (レス) id: 46e30cb7d0 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 今回はみっくんプー太郎設定なんですね(笑)でも、主人公ちゃんだけに真剣になるみっくんも良いですね!更新ファイトです(*^^*) (2015年8月17日 2時) (レス) id: d21b052c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2015年8月16日 7時