男目線 ページ30
少し残業したけど、茉奈ちゃんと書類分け合ってまとめて今日の分は終わらせた。
そのまま茉奈ちゃんの彼氏、太輔君が待つお店に向かう。
イタリアン居酒屋で、二人よく行くお店なんだって。
太輔くんに会うの久しぶり。私たちより5才年上で、放射線技師さん。大学病院勤務だけど、医師の中では割りと規則正しい生活が出来る部類の職種。
でも、同年代と比べればお給料いいし、優しいしかっこいいし、茉奈ちゃん羨ましすぎる。
お店に入ると、太輔君が座って待ってた。こっくりこっくり船こいでる(笑)
待たせ過ぎたかな。寝てるよ。
茉奈ちゃんと顔見合わせて思わず吹き出す。
茉「太ちゃん!起きて!風邪引くよー!!」
太「…ん?あーやべー。寝てたー」
茉「待たせてごめんね」
席に座ったら、太輔君がニッコリ笑いかけてくれた。
太「Aちゃん久しぶりだね。元気してた?」
「うん…体調は元気だけど、…気持ちは元気じゃない」
太「あっはは。なにそれ(笑)
何か、茉奈に相談したかったことあるんでしょ?俺いて良かったの?」
「えっ!いやいや、もともと二人のデートにお邪魔してるんだし!茉奈ちゃんもだけど、男目線でも聞きたいかも…」
茉奈ちゃんと太輔君が顔見合わせる。
茉「じゃあAちゃん。
注文一通りしたら、詳しく聞かせてもらおうか!!」
二人の好奇心に溢れた顔。
そんなに面白い話じゃないんだけどなぁ。。。
土曜日の健永とのこと話した。
久しぶりに会ったこと。
会えなくて寂しかったって伝えたこと。
浮気も少しだけど疑ったこと。
健永も1年前寂しかったこと。
それ、言ってくれなかったこと。
私全然気づいてなかったこと。
あと、距離置かれたこと。
その期間で別の人とどーこーなることの許可おりたこと。
健永は今、他に好きな子出来そうなこと。
一気に話したから、二人とも口挟まず黙って聞いてくれた。
少し考えて、先に口開いたのは太輔君だった。
太「それさ…フラれたんじゃないの?
距離置き話ってよくあるけどさ、なかなかその間に別の人とどーなってもいいなんて言わないよ。」
茉「私も…健永君はAから別れるって言って欲しかったんじゃないの?」
太「変に距離置いてこじれるより、こっちから別れてあげれば?
彼氏、罪悪感あって自分から言いにくかったんだと思うけど」
「それが、男目線意見?」
いつも優しいし太輔くんからの厳しい意見。
納得さぜるをえなかった。
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ゆう(プロフ) - 作者です。読んでくださって、感想まで書いてもらってありがとうございます。更新頑張りますね。 (2015年8月17日 23時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
由実(プロフ) - 主人公かわいそう…(彼氏のこと)フリーターならぬぷー太郎w更新待ってます♪ (2015年8月17日 4時) (レス) id: 46e30cb7d0 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 今回はみっくんプー太郎設定なんですね(笑)でも、主人公ちゃんだけに真剣になるみっくんも良いですね!更新ファイトです(*^^*) (2015年8月17日 2時) (レス) id: d21b052c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2015年8月16日 7時