別れ話2 Ki ページ28
〜Ki・side〜
「うん、ごめん。」
奈「見込無いかもなのに、彼女フルのが先なんてバカみたい。
バカ正直すぎる!ミツじゃないみたい」
そうだよな。普通、今時は先に新しく相手作ってから別れるよな。
俺だって少し前ならそうしてる。
でも、今回は…。
Aちゃんのことは、ちゃんとしたいんだ。
奈央、ホントにごめん。
段階踏まずに一線越えてごめん。
好きじゃなかったけど、好きだって言われたからノリで付き合うことにしてごめん。
マメにデートとか出来なくてごめん。
会う度にしてて、ごめん。
傷つけて、ごめん。
奈「なんで、ミツの気持ち離れちゃったの…?」
「一番は、その子を好きになったからだけど…
俺、奈央の素顔見たかった。
いっつも化粧がっつりしてて、泊まってお風呂入っても、朝起きても出来上がってる奈央しか見てなかった。」
奈央は泣きながら俯いてる。
「そんな理由?って思うかもだけど、いつも着飾ってる奈央ばっかり見て、疲れるって思ってた。
奈央のこと、好きだったと思うけど、なりきれてなかった。ごめん」
少しして、奈央が泣き止んで顔上げた。
奈「そっか…ミツ、はじめから私のことそこまで好きじゃなかったんだね。
そうだよね、会ってその日に家連れ込んで抱かれて、そんな軽い女本気になるわけないか。
だから、ミツってよく泊まりに来るわりにはウチに寝間着とか私物とか置いてなかったんだ」
奈央に言われて初めて気づく。
確かに、よく行ってたわりには荷物置かせて欲しいって思ったことなかった。
ジム帰りが多いから着替えある程度準備あったから、とはいえ。
奈央、鋭いな…。
奈「わかった。別れる。バイバイ」
ホントに、ごめん。
俺、何回謝れば許してもらえるかな?
トボトボ歩いて去っていく奈央の後ろ姿、見えなくなるまで見送った。
彼女とは、ちゃんと別れた。
宮田、これでいいよな?応援してくれよ!
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ゆう(プロフ) - 作者です。読んでくださって、感想まで書いてもらってありがとうございます。更新頑張りますね。 (2015年8月17日 23時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
由実(プロフ) - 主人公かわいそう…(彼氏のこと)フリーターならぬぷー太郎w更新待ってます♪ (2015年8月17日 4時) (レス) id: 46e30cb7d0 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 今回はみっくんプー太郎設定なんですね(笑)でも、主人公ちゃんだけに真剣になるみっくんも良いですね!更新ファイトです(*^^*) (2015年8月17日 2時) (レス) id: d21b052c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2015年8月16日 7時