君の名前 ページ16
「こんばんは」
できるだけ動揺隠して挨拶する。
北「こんばんは。今日来なかったね」
「うん…残業で遅くなっちゃったから。
まさか、今日会えるとは思わなかった…よ?」
気まずい…何かしゃべらなきゃ…
異性のお友達って、何話すんだっけ。
「毎日行くわけじゃないんだ。あんまりストイックにやると絶対行きたくなくなるから、2、3日に一度って感じ」
北「そーなんだね…」
ね、口数少なすぎない?
何で私が頑張ってしゃべらなきゃいけないの?
そっちも何か言ってよー!!
「どーしたの…?元気ない?」
プール君がやっと喋りだした。
北「いや…ちゃんと化粧してるの初めて見たから。かわいいなって思って。
ごめんね、どっかいってたわ笑」
「あー…プールはいつもスッピンだもんね。
てゆうか、スッピンでしか会ったことないよね。恥ずかしいな。
お世辞でも、嬉しいかな」
北「あのさ、この後どっか行く?」
「え…」
北「ご飯、行かない?」
どーしようか迷ってたら…
グーきゅるるるる
えっ。
今鳴ったのって私のお腹?
うわ、最悪。。帰りたい。。。
ちらっとプール君見たら、笑いこらえてる。
北「お腹が返事したねー。決まり!行こ!」
「はい…」
昨日に引き続き、2度目の恥ずかしすぎる失態。
北「ね、名前なんてゆうの?昨日聞きそびれた」
「Aだよ。プール君は?」
北「Aちゃんね…って、プール君!?何それ!」
「私も聞きそびれたから、勝手にあだ名付けてたの。」
北「もっといいあだ名つけろよー。
俺はら、北山宏光です」
「北山さん…」
北「…あのさ、俺Aちゃんで呼んだのに北山さんは無くない?」
「じゃあ、みんなに何て呼ばれてたの?」
北「ミツだよ。ひろ〜よりミツのが呼びやすいみたいで。
女の子はそれにかけてみっくん、てのもいたかな」
「みっくんかー。かわいいね!私もみっくんにしようかなぁ。」
北「Aちゃんからのみっくんは破壊力ありすぎて恥ずかしい」
??
みっくん、何言ってるのかわかんない。
変な人。
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ゆう(プロフ) - 作者です。読んでくださって、感想まで書いてもらってありがとうございます。更新頑張りますね。 (2015年8月17日 23時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
由実(プロフ) - 主人公かわいそう…(彼氏のこと)フリーターならぬぷー太郎w更新待ってます♪ (2015年8月17日 4時) (レス) id: 46e30cb7d0 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 今回はみっくんプー太郎設定なんですね(笑)でも、主人公ちゃんだけに真剣になるみっくんも良いですね!更新ファイトです(*^^*) (2015年8月17日 2時) (レス) id: d21b052c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2015年8月16日 7時