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プリンにつられて3 ページ15
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「はい どうぞ」
そう言ってジョシュア氏はプリンの蓋を開けて、スプーンも袋から出して渡してくれた
なんと温かい紅茶も買ってきてくれていた
至れり尽くせりだ
「んー やっぱりここのプリンが一番美味しい 何個でも食べれちゃいそう」
「よかった 笑顔がもどったね」
そう言って 私に微笑みかけてきた
どうやら 彼には曲作りが煮詰まっていた事はお見通しだったみたいだ
やっぱりジョシュア氏にはかなわないなぁ
そうしみじみと思いながら
「さすがジェントルマン…」彼に聞こえないように小さく呟いたつもりだった
「でしょ?お礼は “シュアオッパ かっこいい 大好き” でいいよ」
地獄耳とはこの事か…
本人曰く 満面の笑みを浮かべていたらしいが どう考えても私には悪魔の笑顔にしか見えなかった
「さっきの呟き 撤回で」
そう言ってまだ居座ろうとする彼を 作業室からさっさと追い出した
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作者名:キンモクセイ | 作成日時:2019年10月20日 23時