海斗を育てます

どうする？ ページ3

〜閑也side〜

1週間とは言ったものの、思った以上に子育ては大変で…


「ふぇぇえ〜！」

如「ミルクかな？おむつ？」

閑「さっきおむつ替えたからミルクじゃない？」

元「これどうやってやんのー？」


1人ならまだしも一気に家に2人の赤ちゃんが来たから、我が家はドタバタと騒がしい。


如「ごめん！ちょっと抱っこしてて？」

海「えっ、ちょっ…」

「…ﾋｯｸ…」

如「うっそ…」

閑「泣きやんだ…」

「ふぇぇぇえー！！」

元「もう一人いるから！！」

閑「ワンチャン…いける？」

龍「いや、そんなのたまたま…」

「…ﾋｸﾋｸｯ…」

閑「おめでとう。笑」


2人の抱っこは落ち着くのか、泣きやんだ。笑
この時だけかと思ったけどそうではなくて、やっぱり2人の何かが2人の海斗にはハマったみたい。






・

「ふぇぇえ〜」

海「誰もいないし……」

「ふぎゃぁぁぁー！！」

海「はいはい…1人寝てんだからもう少し静かに泣けって」

「……きゃははっ」

海「なんだよ…俺の顔になんか付いてる？」

「きゃはははっ」

海「めっちゃ笑うじゃん。笑
つか、お前ら2人してかいとなんだろ？あいつら気付いてるかわかんないけど、俺もかいとなんだよな」


リビングから泣き声が聞こえてきたからすぐに向かったら、海人が海斗を抱っこしてあやしてた。


閑「気付いてるよ。笑」

海「びっくりした…」

閑「ちょっとはかわいいって思い始めてきた？」

海「あ、いや…かわいいとは思ってたよ」

閑「海人はどうしたい？これから」

海「1週間でもこんな大変だったから絶対この先も大変だって」

閑「うん」

海「でも…」

閑「でも？」

海「こうやって抱っこしたときに笑ったりするとさ、もうちょっとこのままでいたいって思ったりもする…かも」

閑「そっかそっか」

海「閑也は？」

閑「俺はだいぶ前から一緒に暮らしたいって思ってたよ。やっぱり見捨てることは無理かな。1週間過ごして尚更」

海「そっか」

閑「今日の夜とか、みんなで相談するだろ」

海「だよね」

これから→←とりあえず

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す