生まれ変わるなら女の子 (ページ22)

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花垣に連れられて

とあるバイク屋に入る。

「乾くん。ドラケン。」

俺が関東卍會に入っている事を知っている2人は

俺の事をかなり警戒していた。

花垣『ドラケンくん！イヌピーくん！千國くんは俺の学校で待っててくれたんですよ！』

乗り込みもせず！なんてアホくさい顔で訴えている。

乾『千國、こんな所に居ていいのか？』

「ここにいる人達みんな足洗ってるんですよね？問題ないです。」

ドラケン『なんでここに来た？』

「うちのボスに花垣に会ってこいと言われたので。」

その言葉に、ずっとバイクを弄っていた手が止まる。

乾くんは顔を上げて話す。

乾『…マイキーもそんな事言うんだな。』

その言葉に花垣はハッとし俺を見る。

花垣『え！マイキーくんと一緒なんですか！？』

「この上着もマイキーのだ。」

軽くマウントと取ってしまったのか

少しガッカリしている花垣。お前はなんなんだ？

「お前らにマイキーも九井くんも会わせる気はねえよ。」

乾『別に会いたいとは言ってない。』

「俺も九井くんに隠れてここまで来てるんですよ。」

ドラケン『？』

話がそれすぎたので俺は花垣に会いに来た理由を話す。

「花垣、お前はいきなり倒れたりするのか？」

花垣『え？』

「．．．俺じゃないが、倒れて3日とか普通に寝たきりになって突然ケロッと戻るやつが居るんだ。」

しかも毎度俺といる時に限って。

そう話すとドラケンは青ざめた顔をしていた。

ドラケン『イヌピー、席外してくれるか？』

乾『？、おう。』

乾くんが外に出ると同時にドラケンは口を開いた。

ドラケン『それはタケミっちがタイムリープしてる時の状態だ。』

「？」

花垣『本当の今の俺は寝たきりなんすよ。』

「え？」

2人とも真面目な顔をして

ふざけた事を言っているので訳が分からなかった。

ドラケン『お前本来なら東京卍會の器じゃないんじゃないのか？』

俺はマイキーに上着を返す為、

それと三途を問い詰めるためにアジトへ帰った。