生まれ変わるなら女の子 (ページ21)

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三途が出て行って数分後

マイキーが部屋に入って来た。

「！？、マイキー。」

マイキー『千國に合わせたい奴がいるんだ。お前も覚えてるだろう？』

誰の事なんだろうと考えていたら

中学の時のチームに居たやつだと言われる。

マイキー『場地の次に壱番隊隊長になった。』

「．．．花垣武道ですか？」

天竺との抗争でアイツがマイキーの代理と言って

みんなを仕切っていた。

マイキー『お前はタケミっちに会うべきだ。』

会って来いと言わんばかりに背中を押してくる。

「いやでも花垣は、」

会う事を軽く拒否するが特服を脱がされる。

「マイキー！？」

マイキー『タケミっちは今暴走族入ってねえんだ。怖がられちゃうだろ？』

マイキーが着替え用に持ってきていた

自分の服を俺に被せて来る。

マイキー『三途の事は寝かせた。九井にバレないように行け。』

何故か花垣の高校を教えられそこまで歩く。

数時間待っても一向に校舎の外へ出てこない花垣に

若干イラつきながら待っていると

通りすがりの男子高生に話しかけられる。

なんだコイツ？と思っていると

花垣が割って入ってきた。

花垣『マコト。この人は男だぞ！？』

「．．．花垣か？」

花垣『お久しぶりです！千國くん！』

あの時くらいしか接点が無かったのに

名前を覚えていてくれてちょっと嬉しくなる。

「花垣、今暇か？」

花垣『暇って言うか．．．あ！これからドラケンくんとイヌピーくんの所に行くんですけど来ます！？』

「ドラケンの所？」

ドラケンに対して不信感しかないが

接触するチャンスはこれしかないだろうと思い

花垣の提案にのることにした。