生まれ変わるなら女の子 (ページ20)

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とりあえず別れたばかりの九井くんに

連絡を居れると

すぐに駆け付けてくれる。

九井『息はしてるな…』

「いきなり倒れて．．．」

九井『どこか打ったりとかした？』

「地面に着く前に受け止めたよ。」

九井くんに状況を説明するとすぐ対応してくれる。

俺は焦るだけで何も出来なかった。

過労だと判断し三途の事は

アジトに寝かせておく事にした。

三途は夜に目を覚ました。

三途『千國っ！？』

「あ、三途。起きた？はよ〜。」

三途『？？』

三途は相当疲れていたのか

状況把握すら出来ていないようだった。

「お前が疲れてることはマイキーにも九井くんにも伝えたからまだ寝てていいよ？」

三途『俺は疲れてない！』

「はーどうせ野菜頼ろうとしてんだろ？ダメだぞ。」

力(ちから)づくで三途を寝かせると

三途は暴れる。

「は！？お前ヤバいって！！」

三途『お前が話聞かねえからだろうが！！』

ギャーギャー騒いでいると

キレ気味の九井くんに部屋に入られる。

九井『今向こうでボスと大切な話してるから静かにしろよ！？』

もう話は終えたらしいが三途のせいで怒られてしまった。

九井くんが部屋から出ると

三途は真面目な口調で話し始めた。

三途『俺が倒れた原因は過労じゃない。』

「ん？」

三途『千國とぶつかったりさっきみたいにちょっと当たっただけでも、なんか。』

まだ何か隠していることはありそうだが

言えなそうなので無理には聞こうとしない。

「そっか。ごめんな。」

三途『千國は悪くないんだ。』

マイキーに大丈夫と伝えてくると

三途は部屋から出て行ってしまった。