生まれ変わるなら女の子 (ページ1)

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？『おい千國(ﾁｸﾆ)出せよ。』

「ん？なんか呼びましっ！？」

教室から一歩外へ出ると腹部を殴られる。

「ｺﾞﾎｺﾞﾎ。」

何回目だろうか。

先週1つ上の先輩に告白された。

「俺男だから。恋愛対象は、オンナノコ♡」

そう言って振ったのが原因かもしれないが

3年の不良グループに目を付けられた。

俺が振ったのはこのグループでは

そこそこ上のやつだったらしく

暇さえあればこうして俺のクラスへやって来るのだ。

？『今日の放課後待っとけよ。』

放課後、人通りの少ない所へ連れて行かれる。

集団で暴力を振るわれるのは二度目だ。

拳や鈍器で殴られ続けあと1発で俺は

気を失うかもしれない。そう思った矢先

謎の救世主が現れた。

俺と不良の間に割って入ったソイツのこめかみには

ドラゴンのタトゥーが入っていた。

ソイツは1人で先輩十数人を倒してしまった。

救世主『お前大丈夫か？俺はドラケン。お前は？』

「千國 A。」

ドラケン『千國お前派手にやられてんなー笑』

対抗してねえじゃん。なんて笑うそいつは

これから俺の人生を変えてくれる人。

マイキー『ふぅん。それがケンちんの助けた子？』

「千國Aです。」

マイキー『ケンちんなんで女の子連れてきたの？』

ドラケン『は？マイキーよく見ろ。コイツ学ラン着てんぞ。』

マイキー『うわほんとだ。』

なんやかんやあって俺は

強い人のいるチームに入る事になった。

マイキー『お前はすぐ絡まれそうだからムーチョに守ってもらえ』

「ムーチョ？」

ドラケン『そこにいんだろ。』

めちゃくちゃ強そうな奴が俺を凝視している。

「ナニコココワイ。」