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さとみくんの我慢2 ページ10

〜ジェルsibe〜
さっきはさとみに強く言い過ぎたかもしれん…
なーくんの看病も一段落着いたし、謝ろう。
ジ｢さとみー、…おらんの？｣
り｢さっきどっか行ったよ？｣

さとみ…なんや、なーくんが大変な時に…もう知らん。

喉渇いたな、買いに行くか…
俺の好きなやつあるかな？

近くの自動販売機に向かっていると、荒い息遣いが聞こえた。

｢はぁ、はぁ、ﾋｭｯﾊｯ｣

過呼吸になっている。

ジ｢大丈夫ですか？｣

慌てて駆け寄ると、

｢ジェ…ル…？｣

大好きなさとみが顔を真っ赤にして倒れていた。

ジ｢さとみ…！？｣

ゆっくり息をするように促すと、落ち着いてきたみたいだった。

ジ｢もしかしてずっと具合悪かったん…？｣

さとみが頷く。

俺はなーくんに必死で、さとみのことを見てなかった。
さとみがなーくんの看病サボる分けないのに。
自分が我慢する、そういう奴なのに。
俺が一番わかってたはずなのに。

ジ｢ごめん…さとみ…楽屋いこうか、｣

おんぶしようとしたら、さとみがなにかを差し出してきた。

ジ｢これ…｣

俺の好きな飲み物やん。

さ｢なーくんの看病お疲れ様。なにも出来なくてごめん…｣

ジ｢そんなことをない！俺が悪いんや。無理させて、怒って…最低やな。
　彼氏失格やな…｣

さ｢ジェルは悪くないよ。
　仲間思いな、ジェルのこと、大好きだからね！｣

ジ｢…ありがとう
　俺も大好きやで。｣



このあとさとみはみんなに 無理するな！ と、怒られてた…笑

でも、俺達の仲は深まったで。

いつもありがとう、さとみ。

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