アソビゴコロ 〜Wedding？〜７【川村壱馬】

お礼 ページ31

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壱馬先輩とご挨拶に行きたかったけど
バイト終わるの待ってたら
星羽くんのお母さんが仕事になってしまう

お願いしてお家についていった
星羽くんの怪我のこと、謝らないと…






星｢お母さーん。いつもお世話になってるAせんせーが…｣


母｢待ってました！！｣






玄関から星羽くんママに話しかけてたら
部屋からすごい勢いで星羽くんママが飛び出してきた

わ…、似てる
すっごい美人さん…
しかも若い…






母｢あなたが熊城Aさんね？星羽から話は聞いてます。良かったらあがって？｣


『初めまして…！お邪魔します、』






双子ちゃんに迎えられてる間に
星羽くんママがお茶を入れてくれた






『すみません、ありがとうございます…！』


母｢いいえ、星羽がいつもお世話になってます｣


『わたしの方こそ…、星羽くんにはたくさん助けられて…』


母｢…詳しくは聞いていないけれど、辛い思いをしたんでしょう？｣


『あ…』


母｢ずっとお礼を言いたかったんです。うちの星羽とケイを守ってくれて…ありがとうございます｣


『そんな…っ、』






星羽くんに怪我をさせてしまってごめんなさいって言いたかったのに
先にお礼を言われてしまった






母｢今日、旦那様は？｣


『バイトがありまして…』


母｢そうだった、まだ学生さんなんですよね！…素敵だなぁ、ほんとに好きな人に巡り会えたってことだものね｣


『…わたしにはもったいないくらいの、素敵な人です』


母｢あら、星羽はAさんのことも素敵だって言っているけど｣


星｢お母さん…っ、余計なこと言わなくていいんだよ！｣


母｢素直に伝えなさいよ！｣


星｢いいんだって！ほら、もう準備しなきゃじゃないの？｣


母｢あ〜、ほんとだ〜…。もっとAさんと話したかったのに…｣


星｢俺送ってくるから｣


母｢さすが星羽！｣


星｢やぁかましい！｣






楽しそうにお母さんと言い合いする姿は
まだまだ甘えたい盛りの男の子の姿だった

かわいいなぁ、なんて思いながら帰り支度をする






『突然お邪魔してすみませんでした』


母｢いいの！これからも星羽のことよろしくお願いしますね。時間が合えば旦那様ともお会いしたいです｣


『こちらこそ…！ぜひ、よろしくお願い致します！』


母｢じゃあ、星羽。GO！｣


星｢はーい｣






星羽くんに家まで送ってもらって
壱馬先輩の帰りを待った




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