サポート ページ1
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『意味がわかんない…』
樹｢聞かされてなかったとか…ご愁傷さま｣
少し早い桜の開花のせいで
高校3年が始まる日は既に葉桜だった
壱馬先輩をお花見に連れ出せたから桜の思い出はあるんだけど
…って、そんな桜の話じゃなくて
今、わたし、熊城Aは混乱しております
樹｢まず、この新入生の名簿に…｣
『ちょっ、まーてまてまてまて』
樹｢なに？｣
『わたし、やるなんて一言も…』
樹｢壱馬さんに逆らうの？｣
う、と言葉を詰まらせる
逆らえ…ない
なぜ、わたしがふじふじと居るかというと…
始業式を終え、HRを終え
ユウちゃんと ご飯でも食べに行くかぁ！ って
盛り上がってた時
｢Aさん、仕事｣
と急にふじふじに言われ、返事を返す間もなく
ずるずると生徒会長に連れてこられた
生徒会長メンバーでもないわたしがなぜ！？
と思い、ふじふじに抗議すると
｢え？壱馬さんから俺のサポートするようにって言われてない？｣
と至って真面目に返されたのだ
もちろん何も聞かされてない、言われてないわたしは大混乱というわけ
樹｢…めんどくさいとは思うけどさ｣
『…？』
樹｢壱馬さんにだって考えがあったんだよ｣
『…なに、考えって』
樹｢いや、これはちょっと…俺から言っていいのかわかんないから｣
自分で聞いて、と気になる部分をはぐらかすふじふじ
理由も知らずに生徒会長様のサポートをしろ、だなんて
いくらわたしでもそんな簡単に引き受けないから…！
『それ教えてくれないとわたし帰るから！』
樹｢え、ちょっと待って。それは困る｣
『じゃあ、言ってください。今すぐに』
樹｢…はぁ〜、俺から聞いたって絶対言わないでよ？｣
『うん！言わない』
樹｢壱馬さん、自分がAさんと離れるからって心配なんだよ。だから、特に害のない俺の近くにいさせようとしてるわけ。男だし、なんかあったら一応助けられるからね｣
壱馬さんほど強くないけど、と付け加えて
生徒会長用のイスに座った
…なんだ
そんなことなら事前に言っておいてくれたらいいのに
やるしか、ないじゃんか
『ふじふじって…そんなに壱馬先輩に信頼されてたんだね』
樹｢どういう意味…ってか、そのふじふじって呼び方気になる。やめて｣
『え〜、かわいいのに』
樹｢普通に樹でいいよ｣
『わかった、いつきんぐ』
樹｢…おい｣
こうして
生徒会長様のサポートに就くことになりました
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mopi(プロフ) - 本当にお話素敵で大好きで土日が楽しみで仕方ないです（ ; ; ）これからも更新楽しみにしてます、、！ (2019年7月14日 21時) (
レス) id: 89fe484069 (このIDを非表示/違反報告)
kano(プロフ) - 最高すぎてこっちが… (2019年7月7日 22時) (レス) id: 07e090ba1c (このIDを非表示/違反報告)
Kissxxx(プロフ) - 土日が楽しみで仕方ない。 (2019年7月7日 8時) (レス) id: e97a57c3b0 (このIDを非表示/違反報告)
apple9484(プロフ) - 早く土日にならないかなっていつも待って終わると悲しいくらいに好きです！ (2019年7月6日 23時) (レス) id: 9f35d20aab (このIDを非表示/違反報告)
kano(プロフ) - ぐふぉー好きすぎる！！見てるこっちも一緒にキャパオーバーしちゃいます笑笑 (2019年6月30日 22時) (レス) id: 07e090ba1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2019年5月5日 18時
