Heart 53. ページ4
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陸｢なんか…あったの？｣
『えっと…』
簡単に鮫島さんのことを説明すると
３人とも なるほどね と顔を見合わせた。
海｢それ下手したらストーカー行為になるんじゃないの？｣
翔｢俺も思った！ほんとに待っとったらやばいよな｣
陸｢だから壱馬はあんなに心配してたのね。大丈夫、俺らがいるから！｣
エレベーターを降りて
わたしを隠すように３人が歩いてくれる。
…優しいな、
玲於くん、忙しいみたいだから
あんまり迷惑かけられないし…。
ランペのみんなにもずっと甘えてもいられない。
自分で何とかしなきゃ…。
陸｢…Aちゃん、下向いてて｣
陸さんが小声で言ってくる。
…ってことは、いるんだ。
３人が お疲れ様でーす と声をかけると
オドオドしながら鮫島さんが返事をしたのが聞こえた。
大きい海青くんに隠れて
バレなかったと思ったのに、
鮫｢…あ、川村さんっ｣
なんで、気づくの。
振り向くのもこわくて
でもこわくて足は止まっちゃって。
それに気づいた陸さんが
わたしの肩を ぽんぽん って叩いて引き寄せた。
陸｢すいません、僕たちもう帰るんで。お疲れ様でした！｣
肩を引かれて駅に向かった。
鮫島さんは何も言ってこなくて
納得してくれたのかなって。
『…ごめんなさい、ほんとに』
陸｢んーん！いつもお世話になってるからね笑｣
翔｢そんな泣きそうな顔せんで〜！笑｣
いわしょーくんに涙目になってる顔を覗き込まれて笑われる。
…優しいんだかいじわるなんだか。
同じ方面の電車に乗って
わたしの方が先に降りる。
便利だからと思って近くの駅にしたんだよね。
…鮫島さん、いないよね。
少し歩きながらキョロ…と見渡したら
改札を通る鮫島さんの姿。
え…、いる…！
すぐにスマホを出して
無意識に玲於くんの番号を開いてた。
…でも、玲於くんもう寝てるかな。
こんな時間に…
迷ってたら 壱馬くん の文字が画面に表示された。
『もしも…』
壱｢ついた？そろそろかな思ったんやけど｣
『今…ついて…。ねっ…、鮫島さん、いる…』
壱｢えっ、はよ走って帰り！！｣
震える手でスマホ握りしめて
耳元で聞こえる
壱馬くんの 大丈夫やから って声を聞いてた。
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さく - 先にハニーバルーン読ませていただきました。まさか同じ作者さんだと思いませんでした！！どの作品も大好きです！これからも応援してます！ (2019年3月31日 22時) (
レス) id: 0b5409e2c9 (このIDを非表示/違反報告)
summermoon(プロフ) - ごめんなさい汗間違えて評価ボタン押しちゃいました……この作品大好きでもう読むの5回目なんです!!ほんとにごめんなさい。 (2018年12月23日 12時) (レス) id: 0648ee0eae (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんあや(プロフ) - 最高に可愛いくて最高にキュンキュンしました！甘々な玲於が見れてもうこっちまで溶けそうです笑 (2018年9月29日 23時) (レス) id: 78d74eec29 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - すごく面白かったです。素敵なお話でした！これからも応援しています。 (2018年9月14日 16時) (レス) id: 641198ffcc (このIDを非表示/違反報告)
KatayoseRise(プロフ) - このお話読んでFlow Back が好きになりました笑。玲於と女の子の感じが凄い好きです！ (2018年1月7日 14時) (レス) id: 151cd28ba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2017年9月3日 19時
