Heart 52. ページ3
.
『お疲れ様です！』
スタッフさんたちに挨拶して
わちゃわちゃ楽しそうなランペのみんなにも挨拶。
今日はずいぶんと遅くなっちゃって
もう23時過ぎ。
神｢１人で平気？｣
彰｢たしかにこの時間危ないんじゃない？｣
『あっ、駅までなんで大丈夫ですよ』
陣｢でも最近物騒やからなぁ。用意できた人おる？｣
陸｢俺もう帰れるよ！｣
陣｢じゃあ、Aちゃんと一緒に…｣
『えっ…、大丈夫です！』
昂｢陸さんは一緒に帰りたいそーです｣
陸｢変な空気になるからやめて！笑｣
陣｢気使わんでええで？｣
『ほんとに大丈夫です！失礼します』
陸さん、フラれた〜！って騒ぐメンバーさんに頭を下げて
１階までエレベーターで降りる。
すっかり暗くなったなぁって思いながら
警備員さんにも挨拶をして事務所を出ようとしたら
鮫｢…か、川村さん…っ｣
…また、いた。
最近もう偶然とは言えないほどに頻繁に会う。
こわくて、仕方ない。
『お疲れ様…です』
鮫｢あっ、あの…！よかったら帰りご一緒…｣
『…あっ、ごめんなさい。忘れ物しちゃったみたい…。失礼します…！』
鮫｢まっ、待ってます…！｣
来た道をUターンして
エレベーターに乗り込む。
早くなるわけでもないのに
ボタンを連打した。
…少しでも早く、鮫島さんと距離を取りたかった。
人が少ない事務所もこわくて
走ってランペのみんながいる部屋まで行って
ノックもしないで開けた。
陣｢あれ、忘れ物でもしたん？｣
『じ、陣さん…っ』
陣｢…どうした？｣
瑠｢何かあったの？｣
近くにいた陣さんと瑠唯さんが声をかけてくれて
震えた手を押さえようとスカートを握った。
大丈夫って言ったくせに
やっぱり一緒に帰ってください、なんて言ったら
変に思われるかな。
壱｢…陸さん、帰れます？｣
陸｢え、帰れる…けど｣
壱｢あと…、海青と翔吾もいけそう？A送ってやって｣
みんな不思議そうな顔をしながらも頷いてくれる。
陸さんは 行こっか！ って笑顔を見せてくれる。
壱｢…あいつやろ｣
『え…』
壱｢ごめん、俺この後もちょっとやることあって送れんくて｣
『…ううん、』
壱｢最寄りついたら電話してええから｣
すいません、ってみんなに挨拶して
陸さんと海青くんといわしょーくんと部屋を出た。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1828人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さく - 先にハニーバルーン読ませていただきました。まさか同じ作者さんだと思いませんでした！！どの作品も大好きです！これからも応援してます！ (2019年3月31日 22時) (
レス) id: 0b5409e2c9 (このIDを非表示/違反報告)
summermoon(プロフ) - ごめんなさい汗間違えて評価ボタン押しちゃいました……この作品大好きでもう読むの5回目なんです!!ほんとにごめんなさい。 (2018年12月23日 12時) (レス) id: 0648ee0eae (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんあや(プロフ) - 最高に可愛いくて最高にキュンキュンしました！甘々な玲於が見れてもうこっちまで溶けそうです笑 (2018年9月29日 23時) (レス) id: 78d74eec29 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - すごく面白かったです。素敵なお話でした！これからも応援しています。 (2018年9月14日 16時) (レス) id: 641198ffcc (このIDを非表示/違反報告)
KatayoseRise(プロフ) - このお話読んでFlow Back が好きになりました笑。玲於と女の子の感じが凄い好きです！ (2018年1月7日 14時) (レス) id: 151cd28ba4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れもん
| 作成日時：2017年9月3日 19時
