Heart 66. ページ17
玲於side.
…なんで？
飲み会、Aちゃんも来るっていうから
当然近くに来るもんだと思って楽しみにしてたのに
テーブルの端と端だし
翔吾と楽しそうにメシ食ってんの。
お前はこっちだろっての。
隼とかもいんのに。
なに、GENEから乗り換えたの？
隼｢こわい顔せぇへんでー｣
玲｢…してない｣
隼｢不機嫌オーラぷんぷんやから｣
玲｢だって、ありえなくね？｣
隼｢気になるんだったら迎え行けばいいのに｣
俺の家で何日か過ごして
そりゃあ、前までとは比べ物にならないくらいいちゃいちゃできてて。
俺にとったらもう超絶ハッピーだったわけ。
その、キス…とかはできてないけど。
それでもAちゃんが あつい、 って言う度に
俺のこと好きなんだなぁって自惚れて
めちゃくちゃに甘やかしたくなったりもして。
だからさ？
もうなんかそばにいないと落ち着かないわけ、俺は。
なのに、あいつはさぁ…
隼｢玲於、ほら。これうまいから！｣
玲｢…うん｣
隼｢楽しくいきましょうや〜。俺呼んでくる？｣
玲｢やだ｣
隼｢はいはい｣
翔吾と壱馬に挟まれて
笑ってるAちゃん。
知ってるよ、その笑顔は楽しい時の笑顔。
あー…、やめよ。
玲｢隼、酒｣
隼｢いや、ずっと玲於の前にあるやん｣
運ばれてきてからずいぶん時間が経ってしまった
レモンサワーが目の前で氷を溶かしてる。
Aちゃんが楽しんでるから
俺も楽しんでやる。
しばらく隼とか
遅れてきた亜嵐くんとか
先輩たちと話してたら
俺の斜め前に座ってたコウタさんが
ふいに隣に座ってたスタッフさんとAちゃんの話を始めた。
コ｢いやぁ、できる子だよ。もう立派な一人前｣
ス｢まじ？俺、顔知らないんだよな｣
コ｢え、かわいいよ。なんかこう、顔がかわいいとかじゃなくて、女のコらしいっていうか｣
ス｢わかんねー笑｣
コ｢壱馬と付き合ってるらしいんだけどさ、お似合いだと思うんだよねー。あ、呼ぼっか？｣
ス｢付き合ってんの！？見たい見たい！｣
……はい？
や、前半はいいよ。
俺も共感して頷いちゃってたよ。
でも、なに？
壱馬と付き合ってるって。
付き合ってるのは俺だっつーの。
酔ってるであろうコウタさんが
端っこの方にいたAちゃんを呼んだら
Aちゃんが慌てたようにこっちに来た。
.
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さく - 先にハニーバルーン読ませていただきました。まさか同じ作者さんだと思いませんでした！！どの作品も大好きです！これからも応援してます！ (2019年3月31日 22時) (
レス) id: 0b5409e2c9 (このIDを非表示/違反報告)
summermoon(プロフ) - ごめんなさい汗間違えて評価ボタン押しちゃいました……この作品大好きでもう読むの5回目なんです!!ほんとにごめんなさい。 (2018年12月23日 12時) (レス) id: 0648ee0eae (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんあや(プロフ) - 最高に可愛いくて最高にキュンキュンしました！甘々な玲於が見れてもうこっちまで溶けそうです笑 (2018年9月29日 23時) (レス) id: 78d74eec29 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - すごく面白かったです。素敵なお話でした！これからも応援しています。 (2018年9月14日 16時) (レス) id: 641198ffcc (このIDを非表示/違反報告)
KatayoseRise(プロフ) - このお話読んでFlow Back が好きになりました笑。玲於と女の子の感じが凄い好きです！ (2018年1月7日 14時) (レス) id: 151cd28ba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2017年9月3日 19時
