All is well (ページ40)

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19時に家に帰ってソファになだれ込む

「2年か...」

ボソッと呟いたらスマホが鳴った

『もしもし..』

『あ、A？話したいことあるんやけど』

『急ですね笑会って話しますか？それともこのまま話します？』

『大倉が怒らなければ会って話したい』

『分かりました。たつくん今日は遅くなるのでうちに来てもらえます？』

『ほな、今から向かうわ』

ピンポーン

「渋谷さん、、どうぞ上がってください」

「お邪魔します」

「渋谷さんどうしたんですか？」

「俺、15歳でジャニーズ入って今まで辞める機会なんて数え切れへんくらいあったんやけどこれが最後やと思う」

「え、まって...うそ..」

この先の渋谷さんの話すことを冷静に聞いてられないことくらい分かってる

「関ジャニ∞ってほんまにええ奴らばっかりやし居心地ええねん」

「じゃあそのまま..」

「このままじゃアカンねん。このまま甘えてられへんねん」

「残された6人はどうするんですか！1人でも欠けたら関ジャニ∞じゃありません！泣」

「A..泣くなや..」

「泣いてなんか...ないもん...」

「俺やって泣きたい気持ちあるねんで？グループが嫌いで離れるんやない。グループの為やねん」

「私には自分勝手のようにしか思えません..家族以上の関係だってたつくん言ってました。この関係は私に入る隙間はありませんし、7人で乗り越えて来たじゃないですか。たつくんと横山さんは反対すると思います。私も安心して転勤できません」

「は..？転勤？」

「あ、いや...何でもないです」

「何でもなくないやろ。言ってみいや」

「..今日、転勤の話があったんです。2年間新潟に..結婚してるし旦那の職業もあるしいろいろ考えて話を持ち帰らせてもらいました」

「A..どうすんねん」

「子ども欲しいしたつくんを近くで支えたいし結婚式だってまだ挙げてないし...でも入社した頃の夢だったんです。大きなプロジェクトに携わること..しかも今回は責任者として..」

「すごいやん！俺は応援するで」

「渋谷さんの話聞いて考えが変わりました。私は夢を諦めます」

「..なんでや」

「私だけ頑張れません。たつくんって大きな身体して怖いものないみたいな態度ですけど寂しがりで1人が嫌いでお兄ちゃんたちが大好きなんです。たつくんが皆さんより2倍悲しい思いするんですよ。渋谷さんが居なくなって私まで離れたらって思ったらそばにいてあげないと..」