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「麻美ちゃん夜遅いし今日は泊まってって？明日も休みだから大丈夫でしょ？」
「Aさん..どこまでいい人なんですか〜(泣)」
ガチャ
たつくんが申し訳なさそうに私たちのいるリビングに入ってきた
「ごめん、水飲んでもええ？」
「あ、こっちこそごめん！今日麻美ちゃん泊まるからたつくんリビングで寝てくれる？」
「ダメです！私リビングで寝ます！」
「鈴本さんええよ！Aと一緒に寝たほう安心するやろ」
「新婚のお家に泊まらせてもらう上にベッド使うなんてバチが当たります！床でもいいです！お二人はベッドに寝てください！」
「麻美ちゃんがそういうなら..」
無理に押し付けるのもよくないと思い麻美ちゃんにはソファで寝てもらい私とたつくんはベッドで寝ることにした
「じゃあ麻美ちゃんおやすみ」
「はい。おやすみなさい」
「Aさ、何で俺が鈴本さんと一緒におったか気にならんの？」
「...なんで？」
「嫉妬せえへんの？」
「嫉妬する余裕もなかったな。でもなんで一緒にいたの？」
「仕事終わって家帰って来たらマンションの前に泣きじゃくってる鈴本さんおって思わず家に入れちゃってたんや..浮気とかやないで？ちゃんとAに連絡したしな！泣いてる理由聞かれへんしとりあえず泣き止むまで待っとったんや」
「私、小池くんにキスされた」
「...はぁ？いつ？なんで？どこで？」
「あ、いや、今日居酒屋で..麻美ちゃんと小池くんが色々ありまして麻美ちゃん追いかけようとしたらキスされて思いっきりビンタしちゃった〜笑」
「笑えへん！！Aって隙がありすぎんねん」
「小池くんにも言われたな〜それ！」
「嫌やほんま〜もう少し自覚せぇよ！」
「はーい」
「それよりさ、さっき話してたこと聞こえてしまったんやけどほんまの話？」
「嘘つくわけないじゃん！ほんとだよ。束縛されて浮気されて..ひっどいよね！」
「傷つかへんの？」
「今幸せだからなんとも思わない」
「ふふ..A好きやで。俺は捨てたりせえへんからな」
「うん！おやすみ」
「おやすみ」
朝起きたら麻美ちゃんはもう起きててちょこんとソファの上に座っていた
「麻美ちゃんおはよう」
「Aさんおはようございます！あれ？大倉さんは？」
「まだ寝てる〜」
「私今から晴翔と話してきます」
「そっか。くれぐれも傷つけて傷つかないようにね」
「...はい」
決心ついた麻美ちゃんを送り出した
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作者名：まるやん | 作成日時：2019年10月14日 6時
