025 ページ25
小池くんも帰っちゃったし夜8時まで黙々とデザインを考え、切りのいいところで退勤した
「疲れた〜飲みたい！」
そう思って雰囲気の良さそうな行ったことのない飲み屋に入ってみた
「いらっしゃーーーい！おひとりさん？」
「あ、はい、、」
「カウンターどうぞ〜 あい！お客様ご来店でーす」
「「いらっしゃいませ〜」」
なんだかすごく賑やかでアットホームな居酒屋
カウンターの席についたら、、
「え？Aちゃんやん！」
「わっ！大倉さん...」
「なんでここおるの！？」
「なんとなく入ってみただけで、、」
「俺もやねん！」
「...あれ？今日小池くんと飲んでたんじゃ、、」
「飲んでたんやけど小池くんのお姉さんとこ赤ちゃん生まれるゆうて急いで帰っちゃったから飲みたりひんくて雰囲気良さそうなここに入ってん！Aちゃんは？」
「誰かさんの注文がアバウトすぎて考えるのに苦戦して煮詰まってたので気分変えようとして来てみたら全然気分変わりません」
「強気やなぁ...」
「なんで私の行く先々に大倉さんいるんですか..」
「これって運命やない？？」
「そんなわけあるか！ストーカーのくせに！」
「ちゃうわアホ！ほんま俺らよう会うよな〜笑」
不覚にもその 笑 にドキッとしてしまった
この想いは封印したはずなのに..
「ん？どうしたん？」
「あ、いや、、なんでもない」
「あ！俺の顔見て 大倉さんやっぱりかっこいい！ て思ったんやろ！」
「30歳すぎて子供みたいなこと言わないでください」
こうやってすぐ強気になる私は本当に可愛くない
「なぁAちゃん、またデートせえへん？」
でーと..デート..date.....
「デート！？！？！？」
「おん！」
ニコニコしながらこっちを向いてる大倉さんはまるで犬のようだった
「尻尾が見える...!」
「何言うてんねん！俺行きたいとこあってな？一人じゃ行きにくいねん！」
「そしたらメンバーさんと行けばいいじゃないですか」
「男同士で行っても楽しくないねん！明後日の午後7時頃に駅で待ち合わせしたい」
「明後日...はい...」
なんだかわけがわからないままOKしてしまった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 125人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まるやん | 作成日時：2019年10月14日 6時
