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横山さんに連れてこられたところは小洒落たレストラン
今日に限って昨日と同じ服でメイクも薄くて髪もボサボサ、、
「原田さんどしたん？」
「あ、いや、、こんなおしゃれなところに来ると思ってなくて」
「いつも居酒屋やもんな！笑」
お互いワインで乾杯して最初の緊張感なんて忘れていた
「横山くん！？」
会話途中に話しかけられた方を見たら
「おー！大倉！お前も来てたんや！」
「Aちゃんもおるやん！2人で飲んでんの？ずるいわ〜」
「大倉は？彼女と？」
「俺はラジオやってるスタッフとやわ！もう帰るとこ」
「なら3人で飲もうや！」
横山さん..私が気まずいんですけど(怒)
「2人は付き合ってるん？」
横+私「ぶっっっ」
ノー天気な大倉さんがいきなりぶっ込んできた
「つ、付き合ってません」
「なんや〜まだか！」
「まだってなんやねん！」
「大倉さんこそ、麻美ちゃんとどうなんですか？」
「ぼちぼちやで〜」
自分で聞いたものの内心すごく怖かった
「大倉まだ(仮)なん？」
「おん！俺の気持ちがまだ揺らいでるまでは正式に付き合えへん。鈴本さんに失礼やろ」
気持ちが揺らいでる？
そしてまだ鈴本さん呼び
一度俯いたら2人の顔を見る事はできなかった
「あ、もう23時半ですよ！私終電あるので帰りますね」
「ほな、俺送ってくわ」
「横山くん反対方向やん！俺家の方向同じやし送ってく」
「...ほな頼むわ..原田さんまた」
「横山さんありがとうございました！また連絡しますね！」
横山さんと別れて大倉さんの車の助手席に乗った
「横山くんええ人やから幸せになれんで！ちょっと不器用やけど優しくて情に溢れた人やねん」
「それは十分に伝わって来てます」
「なのに付き合わないてなんか理由でもあるん？他に好きな人おるとか？」
「..へへっなんでですかね。。」
笑っても誤魔化せないことなんて分かってる
「俺はまだAちゃんのこと好きやで。横山くんと付き合うてないって聞いて安心したわ〜」
「...」
「何も言われへんてことは俺ちょっと期待してもええの？」
「..ほんとのこと話していいですか？」
「ちょっと待って、、道の端に車止めるわ」
「で？本当のことってなんなん？」
やばい..いざ言おうと思うと声が出ない
「あ..えっと..」
早く言え私！
ギュッ
言い出そうとしたときに大倉さんに抱きしめられた
「ごめん。Aちゃんのことほんまに好き」
「わ...私も好きです..」
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作者名：まるやん | 作成日時：2019年10月14日 6時
