経理部の大瀬さん[赤] (ページ3)

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03. ページ3

時刻は13時。

昼休憩から戻った社員たちが、デスクへと向かう。

『戻りました～！』

佐々木「あ！A先輩！チェックありがとうございました！合計の誤差0円になりましたー！」

はて？なんのことやら？

『え？数字揃ったの？』

アホな顔して聞き返す私。

佐々木「はい！あれ？直してくれたのA先輩じゃなかったんですか？」

『私、さっきまで山田さんとお昼行ってたから分かんないぷー。』

佐々木「え、まじっすか？今話題の山田太陽ですか？てか先輩じゃないなら、もしかして森若さんですか？」

森若「はい、今日は残業せずに帰りたかったので。」

佐々木「ありがとうございます森若さん！！
本当に毎回、このバカは頼りになんないから！」

『ちょいちょいちょい！私先輩ですけど！？！？』

佐々木「すこしは森若さんを見習ってくださいね！
これが先輩の鏡ですからね！！！」

『ねえ、無視？？無視なの佐々木ちゃん！？』

森若「ふふふ。」

外から見るとお固く見える経理部だが、
その実は意外と仲良くやっているのであった...。

『佐々木ちゃんになめられてる気がする...ぐすん。』

森若「元気出して下さい、Aさん。」