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純「なぁ、あの2人ってお似合いやんな」
翔「俺も思ってたので言わないで」
純「やっぱり好きなん？」
翔「純喜くんもでしょ？」
純「え？俺？！」
翔「…分かりますよ。バレバレ」
碧海と何話してるのかな。
純「とにかく、誰かさんには勝てへんかな」
翔「誰かさん？」
純「…翔也」
翔「え？！」
純「よう考えてみ？嫌なやつとお揃いとか
せぇへんやろ(笑)」
純喜くんにウサギを突っつかれて言われた。
翔「自信ないですけどね」
純「何で？」
翔「碧海に見せる顔と俺に見せる顔、違いますよ」
純「そんなん、照れてるだけやろ」
そうなのかな…
まぁ、頑張り。って笑顔で手を振って
講義室に向かった純喜くん。
俺も席取らなきゃと急いで向かった。
まだ人はあまりいなくていつもの席は
空いていた。
ノートを広げて荷物を置いて
2人分の席を取る。
翔「…もう懐かしい気がする」
この席でAとちゃんと話したんだよなぁ…
その時、肩を叩かれて
そっちに顔を向ければ
「引っかかった(笑)」
翔「ねぇ(笑)」
俺の頬に触れるAの人差し指。
「何見てたの？」
翔「外見てただけ」
「そっか(笑)」
風に靡く髪に、君の香りに。
あの時と同じ光景なのに
俺の心臓はうるさいくらいに音を立てる。
翔「Aってさ」
「うん？」
翔「料理上手なんでしょ？」
「えー人並みだよ(笑)」
翔「でも、作れるんでしょ？」
「まあ、ね？」
翔「食べたいなぁ」
「作るのは構わないけど」
翔「え？！いいの？！」
「翔也が嫌じゃないなら？」
翔「食べたい！」
「じゃあ…うちくる？」
翔「いく！」
「じゃあ、楽しみにしてる(笑)」
翔「俺も」
「あっ。あのさ、お土産って…」
翔「持ってきたよ」
「さっすが。ありがとう(笑)」
帰りに渡そっかって話して
そのままAの家に行く事に。
講義は始まるんだけど
全然頭に入らなくて
「ちゃんと聞いてる？(笑)」
翔「聞いてるよ(笑)」
A？俺はやっぱり君が好きだよ。
気付いてほしいな…
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作者名：Chii。
| 作成日時：2021年10月5日 23時
