酔いが覚めたら。Hikaru.Y

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エアコンから流れる暖かい風が心地よくて、

お弁当でお腹も満たされていって少し眠くなってくる。




光さんとのお昼ご飯はちょっぴり緊張するけど、仲良くなれてる気がして楽しい……


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光 ｢バレンタインは何か作るの？｣



A ｢今年はカップケーキ作ろうかなって｣



光 ｢へえ〜おいしそう｣


カップケーキは少ない材料で簡単に出来るから
お仕事から帰っても楽に作れるかなって思って…




A ｢光さん甘いの食べれます？｣



光 ｢俺にもくれんの？｣



A ｢え、もちろんですよ！｣




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そう言うと、ありがとうって言いながらニコッと笑うのがとてもキュンときた。


光さんって実はすっごくピュアな人なのかも…





光 ｢はい、これ｣



A ｢唐揚げ？｣


私のお弁当箱の蓋の上に置かれたひとつの唐揚げ。





光 ｢今の嬉しかったから｣



A ｢ふふ、ありがとうございます｣




光さんはツンツンしてる印象だったけど
意外とふわふわしてる所も。

どうしてもっとはやく仲良くならなかったんだろう。




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宏太 ｢なーにイチャイチャしてんの？｣



雄也 ｢やば、オフィスラブってやつ〜！？｣


外で食べて来た宏太さん達が戻って来ると、

あの二人うるさいよなって
私にだけ聞こえる声でそう言うから


私も光さんにだけ聞こえる大きさで笑った。






｢八乙女、私のA取んないでよ〜！｣



光 ｢取ってねえし｣


その場を立つ光さんを見ていると
少し照れくさそうに頭をかいてた

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