酔いが覚めたら。Hikaru.Y

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無駄な物が無く、
観葉植物が良い雰囲気を感じさせてくれる

あの寒い日以来の光さんのお部屋。




A ｢あ、｣



光 ｢寝てても良かったのに｣


タオルで頭を拭きながら戻って来る姿
見慣れない部屋着姿に

全部に胸が高鳴ってしまう。



.




A ｢光さんとお話したかったから起きてました｣



光 ｢ふは、嬉しい｣




本当に私の気持ちは一方通行じゃ無くなったのかな

まだ信じることが出来なくて頬をぺちぺちと叩いてみた





光 ｢緊張する？｣



A ｢少しだけ…｣


ソファに座る私の隣に、よいしょって言いながら腰かけた。



いつもより近くに座ってくれたから、
こういうところで気持ちを再確認できた。




.



A ｢光さん…｣



光 ｢ん？｣




普段と変わりない仕草も

綺麗に整った横顔も、少しだけ猫背なとこにも







A ｢どきどきが止まりません｣



数年ぶりに好きな人ができて、
こんなにうまくいく恋だったからいつか天罰下っちゃうのかな。







光 ｢え、あの、さ……｣





.









光 ｢そんな可愛い顔して言われたら俺も困る……｣





こんな光さん初めてだ。


片手で顔を隠すようにしてるけど、

隙間から見える頬が紅く染まってるところ







光 ｢なんて言うか俺、その…

恋人らしい事とか全然出来ないよ？｣



A ｢ふふ、問題ないです｣






不器用でも恋人らしくなくても


一緒にいれたらそれだけで十分です。





光さんを好きな気持ちは
これからもずっと変わる気がしません

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