酔いが覚めたら。Hikaru.Y

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時間が経てば、眠る人
お酒に呑まれる人が出てくるわけで


私の前に座っていた宏太さんはスースー寝息をたてながら気持ち良さそうに寝ている。




｢も〜毎朝早く起きて

子供のお弁当作るのめんどくさい〜！｣



雄也 ｢けど可愛いでしょー？｣



｢くっそかわいい｣





雄也さんが場所をこちらに移動してきて友梨さんと話し始めたから、1人になった気がしてちょっぴり寂しい。


.





光 ｢カオス、カオス｣



お手洗から戻って来た光さんはこの光景をカオスだと。




熟睡な宏太さんと、
愚痴を語り合う友梨さんと雄也さん…





光 ｢こっちおいで、俺と話そ｣


空いた自分の隣のスペースをポンポンと叩いて示してくれる優しい光さん。



.




光 ｢いっぱい飲んだ？｣



A ｢んー、今日はそんなに｣



光 ｢前みたいになったらまた泊めるよ？｣




へへって笑いながら恥ずかしい失敗話を思い出させるんだもん。


光さんって意外といたずらっ子…






A ｢もお、光さんいじわる｣



光 ｢はは、ごめんごめん｣


あのことを笑い話に出来るくらい光さんと仲良くなれて本当に良かった。




.


光 ｢あ、薮起きた｣



A ｢おはようございます｣




体を起こすもまだまだ頭の中は寝ているみたい。

だって宏太さん私の事を雄也さんって思ってる…


宏太 ｢たかき、眠い｣



A ｢お、わ｣




肩に手を回され、
グイッと宏太さんの方に引かれた


光 ｢薮、離して｣



A ｢光さん助けて｣



光 ｢うわ、薮酒くっせ｣





誰よりもお酒を飲み、匂いがキツい宏太さん。

一度起きたけどまた眠りについて
その隙に光さんは宏太さんの体を離してくれた







なんだかこの時間が楽しくて仕方ない

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