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○23 ページ17

それから15年後
思いもかけない出来事が俺を襲うことになる。








凜は医学部を卒業し、研修医1年目。
遥香は二十歳になり、モデルと女優活動。
舞香は56歳、実家の東都医科大学に循環器センターが開設され、そこのセンター長として活躍中。
俺はというと51歳。俳優として今年は大河の主演だ。


いつもどおりの朝。

「蓮くん!れーんくん。起きて?」

『んー、舞香。おはよ。』

「ご飯出来てるから起きて?」

『ん。その前に。』

舞香を引き寄せてハグ。
そして恒例のキス。


俺と舞香の毎朝のルーティンは
今でもずっと続いている。


「早くしないと今日は撮影でしょ?」

『おう。ラストだからやるか。』

「ふふっ、頑張ってね。」

『舞香?』

「なあに?」

今でもこのなあにが大好きだ。

『何でもないよ。』

『また?もういい加減にしてね。』

パタパタとキッチンへ戻る舞香。
いくつになっても俺の可愛い舞香。
毎日好きが更新されてるよ。






「ほら、凜。ボーッとしてないで早くしないと。」

遥「お兄ちゃまは無理よ。徹夜してたみたい。」

『徹夜?何してたんだ?』

凜「先輩の論文読んでたら徹夜したー。ねむっ。」

「ほら、紅茶飲んで頭シャキっとしなさい。」

遥「えー、ママ、私のは?」

「自分でやりなさい。出来るでしょ?」

遥「えーママの紅茶がいいんだもん。美味しいから。お兄ちゃまだけずるーい。」

『確かにママの紅茶は美味しいよな。さすがママ。』

「そう?ありがと。」

凜「あーまた始まったよ。父さんと母さん。」

遥「仕方ないじゃない。いつものことだし。二人はずーっと恋愛中なんだもん。」

凜「ま、そーだな。早く食べないとやべっ!」


子供たちの呟きなんて聞こえず
俺は舞香を見ては笑顔になる。


遥香の言うとおり、俺と舞香はずーっと恋愛中。







後片付けをしている舞香が腰を擦っていた。
昨日のオペしんどかった?

『舞香?腰どうした?』

「んー、何かね少し痛むの。昨日、少し無理したかな?」

『無理すんなって。後でマッサージしよっか?』

「ありがとう。お願いするわ。」


この後で舞香はあまりにも受け入れられない現実を知るのだった。

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作者名:ちょ | 作成日時:2021年11月20日 18時

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