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玉入れが終わっても私は葛葉くんのあの笑顔を忘れられなかった


『……あっつ』

暑い体と熱い顔にぱたぱたと風を送りながらみんなの方に戻る


か「うわ!A顔赤!」



あ「まぁあんなことあったらねぇ」


『うん……』



あ「そんなところ申し訳ないけどお昼の時間にチアと応援団だからもう着替えるよ」


『はや、分かった!』




ゆっくりきがえていると



もうすぐ時間になっていた






急いで集合場所に集まると


どんどんみんな集まっていく



「みんな!円陣組むよ!」


リーダーのそんな掛け声でみんなが円になる



「絶対成功させるぞ!!!!」


「「おー!!!!!」」





「行こう!」





チアが始まった


必死に覚えたダンスを踊る



身体に染み付いているのか考え事をしながらでも踊れる



そんな時、葛葉くんと目が合った気がした



少しダンスが崩れる


すぐに立て直すことができたけど

多分何人かには気付かれているだろう





葛葉くんのことになるといつも上手くいかない


授業は頭に入らないし

ぼーっとすることが多くなったし



でもそれよりもいいことも増えた


感情豊かになった

見た目も可愛くなったと思う


そして何より

葛葉くんに恋をした




葛葉くんが私のことをどう思っているのかはわからない


でも嫌いじゃないと思う



「みんなありがとう!」


無事にチアが終わりみんなで話している




何も無くてよかったねとか

ダンスの振り付け間違えたとか


このままここでご飯を食べることにした



「次何があるの?」


あ「応援団だよ」


か「次応援団なんだ!イケメンおさめなきゃ!」



そんな話をしていると応援団が入場してきた



あ、葛葉くん


始まってからも

葛葉くんの方にしか目がいかない


目が離せない





たくさん練習したんだろう


少し堅いながらも頑張っている







そんな時


葛葉くんと目が合った

すると葛葉くんはにこっと笑う


「キャー!」

あ「え、何今の顔、殺そうとしてるじゃん」

か「やっば」


勘違いかもしれないけど

私のことを見てた気がする



顔が真っ赤になる





葛葉くん、君が好きです

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作者名:しろあん | 作成日時:2023年1月28日 22時

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