1時間は君と【kzh】 (ページ14)

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「やんなぁ～」

「葛葉なら言ってくれると思ったよ」

「葛葉くん応援団してくれるの？！」

「え、やばいんだけど！」

葛葉くんが応援団に入ることになり教室内は大盛り上がり

「……」

そんな中、やってしまった……とでも言うように

机に突っ伏してる私の好きな人

そんな姿も可愛い

「……」

そんな葛葉くんは机に顔を置いたままこっちを向く

「……なぁ」

『どうしたの？』

「Aさんチアしない？」

『……え？』

葛葉くんからそう言われる

か「え、いいじゃん！」

どこからがでてきたかりんにも言われる

「Aちゃんがやったらずは絶対真面目にやると思うんやけどな～」

不破湊くんにも言われる

『……』

『わかったよ』

か「やったー！」

『でもあやもかりんもしようね』

「「え」」

『当たり前じゃん』

ちらっと葛葉くんのほうをみる

『頑張ろうね』

少しだけ微笑みかけてみる

「っ……おう」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

「あのっ！葛葉くん！！ちょっと言いたいことがあって！」
「今時間いいかな？」

「……ﾊｲ」

『行ってらっしゃい』

あ「告白かな」

『やっぱりそうだよね』

多分付き合わないと思うけどやっぱり不安になる

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

少し時間が経って葛葉くんたちが戻ってきた

隣とまでは行かないが、一緒に帰ってくるふたりと

女の子の嬉しそうな顔で大体わかる

告白が成功したんだろう

『おかえり』

「ん、ただいま」

『付き合ったの？』

「え？」

『告白だったんでしょ？』

「いや、告白じゃねぇよ」

『え？』

「いや、ただのお願い？みたいな」

告白じゃないと聞いて

付き合ってないと聞いて

安心に安心を重ねた私はお願いの内容を聞くのを忘れていた