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いらない ページ5

うみをおぶって
森をでると
丘から戻ってくる
紫耀たちが見えた

オレは
ペンションに戻って
ロビーの椅子に
うみを座らせた

『見せてみ どっち?』

おずおずと
前に出した右足首に
そっと触れると
うみは みるみる
真っ赤になった…

『腫れはないみたい
だけど 痛い?』

首を小さく
横に振るうみに
おじさんが
持ってきてくれた
シップを貼って

『今日はもう
走るの禁止な』

『うん…』

オレの言葉にうみは
小さな声で頷いた

あれ?なんだ?
なんか
やけに大人しいな…

そこに
紫耀たちが帰ってきて
Aちゃんが
心配そうに側に来た

『うみちゃん どうしたの?』

『Aさん
うみ ちょっと足
捻っちゃって…
でもシップ
貼ってもらったし
もう大丈夫です』

『そうなの?でも
無理しちゃだめだよ』

『はい!』

Aちゃんと
話すうみは
いつものうみに
戻ってて…
オレはホッとした

具合悪いかと思ったけど
大丈夫そうだ

『みんな お昼の用意が
できたよ 奥へどうぞ』

オレたちは
リビングダイニング
に移動して
おじさんが
作ってくれた
美味しいパスタや
ピザを食べた

その後は
みんなでしばらく
おしゃべりしたり
カードゲームを
しながら過ごして

一旦 オレたちは
それぞれ部屋に戻って
ゆっくりすることにした

『紫耀 今日 オレ
森の中でさ
やっぱりうみを
アニキとして
これからもずっと
守りたいって思ったよ

爆弾は やっぱ怖いけど
ちゃんと受け止めるよ

もしも うみが
今は 本気だとしても
いつかきっと
オレ以外のやつを
好きになる時が
くると思うんだよな
そういうやつが
現れるまでは
オレがうみを
守るって決めてる』

『じゃ彼女は やっぱ
作らないのか』

『作らないよ
うみより大切なものは
いらないからさ』

まあ…そうは思ってても
Aちゃんのこと
好きになってたのは
オレが1番
びっくりしたけど…

もしも Aちゃんと
紫耀が付き合って
なかったら…
オレは どうしただろう…
でも やっぱ 告白も
しなかっただろうな…

うみは オレにとって
ずっと守りたい
大切な妹だから
うみより大切なものは
なくていいんだよ…

夜はおじさんが
テラスでバーベキューを
してくれて

うみはオレの隣で
Aちゃんと楽しく
おしゃべりしながら
食べている

『ほら 肉焼けたよ』

皿に乗せると

『ありがとう』って嬉しそうだ

『あれ?うみ ここ
ソース付いてるじゃん』

唇の横を
指で拭ってやると
うみはみるみる
真っ赤になった…

恋人繋ぎ→←守りたい



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設定タグ:平野紫耀 , 岸優太 , kingprince   
作品ジャンル:恋愛
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陽菜(プロフ) - #えぶさん» ありがとうございます!すごく嬉しいです!大好きなふたりなのでこれからも大切に書いていきたいと思っています^_^頑張ります! (2019年2月11日 13時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
#えぶ(プロフ) - うみちゃんと岸君の絡みが最高すぎます!!!  これからも頑張ってください( ´ ▽ ` )ノ (2019年2月11日 12時) (レス) id: d5b15df9f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:陽菜 | 作成日時:2019年2月3日 10時

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