予約済み ページ34
懐かしんでる
お父さんの晩酌に
少し付き合ってから
私は浴衣を脱いで
お風呂に入った
お母さんのこと
何も覚えてないから
嬉しかったな…
紫耀くんも
似合ってるって
言ってくれたし…
いつか私も
あったらいいな…
湯舟に浸かりながら
紫耀くんを想う…
それだけで
キスの余韻が
残ってる身体は
すぐに熱く
なってしまった…
バスルームから出て
自分の部屋に戻ると
紫耀くんがいつものように
ベランダから入って来てて
私のベッドに横になっていた
あれ?眠ってる?
待たせてごめんね…
私はそっと彼の
顔を覗いてみた
スースーと
穏やかな寝息をたてて
無防備に眠ってる
紫耀くんに愛しさが募る
私は手を伸ばして
彼の髪にそっと触れた
シャワーを浴びたらしい
髪はまだ少し湿ってるけど
その滑らかな感触に
思わず何度も撫でてしまう…
『クスッ
A それ 気持ちいい…』
紫耀くんはうっすら
目を開けて私を見た
『起こしちゃった?
ごめんね』
『起こしてくれないと
オレが困るよ Aを
攫いに来たんだからさ』
紫耀くんはベッドから
起き上がって
優しく私を抱き寄せた
『A
行く?オレの部屋』
『うん 行きたい…』
紫耀くんに連れられて
ベランダから
彼の部屋に入る
いつも私の部屋で
過ごしてるから
久しぶりだな…
あの日 以来かな
岸くんたちと
遊園地に行った日
あの時は 結局
怖くなっちゃって…
でも今は…
『A… 来て』
紫耀くんは私を
ベッドに座らせて
そっと跪いた
私の手を持って
ブレスレットに触れる
『さっきも言ったけど
これから先もオレは
Aとずっと
一緒にいたいんだ
ただ側にいるだけ
じゃなくて
お互い支え合って
Aを
大切に守っていきたい
それってどういう
意味かわかる?』
彼は私をまっすぐ
見つめた…
『え…』
『今はまだ ムリだけど…
オレは Aと
いつか絶対結婚したい
って思ってるよ
その時は また改めて
ちゃんと
プロポーズするから
だから それまで
待っててほしいんだ』
彼はそう言って
ブレスレットを
してる左手の薬指に
そっと口付けた…
『ここ 予約済みだから』
『紫耀くん…』
彼から聞いた
初めての『結婚 』
と言う言葉に
嬉しくて涙が
止まらなくなった…
そして彼は私を
優しくベッドに
押し倒して…
あの日のように
甘くて熱い
しあわせな時間を過ごした…
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陽菜(プロフ) - #えぶさん» ありがとうございます!すごく嬉しいです!大好きなふたりなのでこれからも大切に書いていきたいと思っています^_^頑張ります! (2019年2月11日 13時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
#えぶ(プロフ) - うみちゃんと岸君の絡みが最高すぎます!!! これからも頑張ってください( ´ ▽ ` )ノ (2019年2月11日 12時) (レス) id: d5b15df9f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:陽菜 | 作成日時:2019年2月3日 10時