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忘れられない想い出 ページ22

帰りのバスまでの時間
私たち4人は
あまり奥に行かないように
森の中に入っていった

『わあ 気持ちいいね』

私は森の匂いに
思わず深呼吸する

うみちゃんは
森を見渡しながら

『お兄ちゃんと 昔
この森で迷い子に
なったんです
でもお兄ちゃん
一生懸命うみを
守ってくれて…

昨夜も…告白できたし

ここに来たら毎回
忘れられない
思い出ができます』

と嬉しそうに笑った

うみちゃんの言葉に
私も同じだと思った

『うん 私も忘れられない
想い出ができたよ
また来たいね』

『はい!』

うみちゃんは
元気よくそう答えて
森の奥を指さした

『Aさん
もっと奥に行きましょう』

前を歩く
笑顔のうみちゃんに
岸くんが声をかける

『うみ 走るの禁止だぞ』

『はーい』

振り返ると
岸くんは
紫耀くんに何か
耳打ちしてて…

私とうみちゃんは
ふたりから離れて
森の奥に進んで行った


『紫耀 オレ
うみに 告白された…』

『へーやるな うみちゃん』

『びっくりしたけどさ
まあ…なんかさ オレ
嬉しかったんだよね』

『いいじゃん
お似合いだし
どこまでも行けよ』

『いや いや いや
そういう訳には
いかないし
まあ うみに返事は
してないけどさ
このままでもいい
気がするんだよな』

『今まで以上のこと
せがまれても?』

『はっ?ないないない
それはムリだし
うみだってそんなこと
思ってないだろ』

『ふーん そうかな
まっ 頑張れ!』

『紫耀 絶対
面白がってるだろ』

『ハハッ まあな』

もう一度
振り返るとふたり
じゃれあってて
やっぱ仲良いなぁ
って私も笑顔になった


それから早めに森を出て
ペンションに戻ると
岸くんのおじさんに
みんなでお礼を言った

『またいつでも おいで』

と 優しい笑顔で
言ってくれて
私たちは元気に

『はい!』と答えた


帰りのバスの中

岸くんは自分の
肩に凭れて眠ってる
うみちゃんを
優しく見つめてて

そんなふたりを
見た紫耀くんは
ぽんぽんと
自分の肩を叩いて
私を促す

私はその肩に
そっと凭れて
彼の柔らかな視線を
感じながら目を閉じた…

それぞれが
忘れられない
想い出を胸に刻んで

終点までいつのまにか
みんな
ぐっすりと眠っていた…

自爆→←お似合い



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設定タグ:平野紫耀 , 岸優太 , kingprince   
作品ジャンル:恋愛
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陽菜(プロフ) - #えぶさん» ありがとうございます!すごく嬉しいです!大好きなふたりなのでこれからも大切に書いていきたいと思っています^_^頑張ります! (2019年2月11日 13時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
#えぶ(プロフ) - うみちゃんと岸君の絡みが最高すぎます!!!  これからも頑張ってください( ´ ▽ ` )ノ (2019年2月11日 12時) (レス) id: d5b15df9f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:陽菜 | 作成日時:2019年2月3日 10時

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