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受けとめろよ ページ2

バスの中
うみちゃんと
楽しくおしゃべり
してたのに
いつのまにか
眠ってた私たちは
岸くんの声で
目を覚ました…

『Aちゃん うみ
降りるよ 起きて』

緑深い山の中
うみちゃんは
バスを降りると
元気よく伸びをして
岸くんの側に
駆け寄って行く

『お兄ちゃん 気持ちいいね』

『お おお…』

私は澄んだ空気に.
思わず深呼吸した

『んーー 紫耀くん
空気美味しいね』

『そうだな』

木漏れ日の中
みんなでしばらく
山道を歩いて行くと
木々の隙間から
青い屋根に白い壁の
素敵な建物が見えてきた

『ペンション
あそこだから』

先頭を歩く岸くんは
指をさして振り返る

『うみ 久しぶりに
来ました!』

『そうなんだ
素敵なとこだね』

『はい!』

もうすっかり
いつもの元気な
うみちゃんだ
よかった…

ペンションに着くと
岸くんのおじさんが
出迎えてくれて
私たちはみんなで
挨拶をした

『おー優太 うみちゃん
久しぶりだなぁ
お友達も よく来てくれたね』

『おじさん お世話になります』

『お世話になります』

ペンションの中は
壁もインテリアも
落ち着いたウッド調に
なっていて
心地よい木の香りに
包まれていた

私たちは 早速
うみちゃんと私
岸くんと紫耀くん
に別れてそれぞれの
部屋に案内された…

部屋に入ると
ベッドが ふたつ
並んでて
窓には青い空と
緑の森が見えていた

『Aさん
夜はきっとたくさん
星が見えますね』

『楽しみだね』

私たちはとりあえず
荷物を置いて
みんなで森を
散策することにした

外に出ると
うみちゃんは
あっという間に
森の方へと
駆け出して行く

8月なのに
清々しい風が
頬を撫でて
気持ちいいな

『お兄ちゃん 早く早くー』

森のそば
うみちゃんが
呼んでるのに
岸くんは相変わらず
紫耀くんに
くっついてて…

『紫耀 紫耀
オレたちずっと
一緒にいような』

『やだよ なんでだよ
そろそろAと
ふたりきりにさせろよな
夜も別々なんだし』

『そんなこと言うなよー』

『いいじゃん爆弾くらい
男らしく 受けとめろよ』

『紫耀www
ムリだって
言ってんじゃん』

岸くん
なんだか困ってる?

ふたりの
そばに行くと

紫耀くんはにっこり
笑って私の手をとった

『オレたちあっちの方
行ってみようぜ
じゃあな 岸 』

『紫耀www』

紫耀くんは
私の手を引いて
森とは反対にある
丘に向かって
歩き出した

振り返ると岸くんは
大きなため息を吐いて
うみちゃんがいる森へと
駆けだして行った…

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設定タグ:平野紫耀 , 岸優太 , kingprince   
作品ジャンル:恋愛
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陽菜(プロフ) - #えぶさん» ありがとうございます!すごく嬉しいです!大好きなふたりなのでこれからも大切に書いていきたいと思っています^_^頑張ります! (2019年2月11日 13時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
#えぶ(プロフ) - うみちゃんと岸君の絡みが最高すぎます!!!  これからも頑張ってください( ´ ▽ ` )ノ (2019年2月11日 12時) (レス) id: d5b15df9f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:陽菜 | 作成日時:2019年2月3日 10時

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