さぁ、訓練しましょう？ ページ13
再び、ミカサと向き合った。
『ごめん、もう大丈夫。ありがとう』
「…じゃあ、次はAがならず者をする番」
ヒョイッと投げて寄こされた木製のナイフを片手で受け取り、グッと軽く握り直す。
・
「…次は、あんたが私を襲う番だね」
不意に、聞き覚えのある冷たい声を鼓膜が受け止めた。
それはAに向けて発せられたものではない
でも、Aにとっては聞こえたことが重要
だから
バッと振り返り、すぐに姿を探す。
＿＿＿過酷な訓練の骨休みに使う者、真面目にしている者、……その両方にも当てはまらないただの馬鹿
その中にいた
Aから近くも遠くもない距離に、いた
金色の髪を耳に撫で付ける、不機嫌な顔をした彼女が。
アニが向かい合っているのは、彼女の倍近くもある屈強な体格の持ち主＿＿＿ライナー・ブラウン
そして、彼らのすぐ近くに、投げ飛ばされでもしたのだろうか…地面に背をつけ、体を折り曲げるように脚を上げているエレンがいた。
『＿＿＿アニ、エレン、それとライナー
何をしているの？』
ぽつり、と自分の耳に届いた自分の声は、なんだか寂しそうに聞こえた
・
私とはする気はなかったけど、なぜエレンとライナーとは格闘術の訓練をしているんだろう…？
なんか、複雑な気持ち…
・
ううん、いまはミカサとの訓練。
『＿＿＿いくよッ！』
地面を勢いよく蹴って二、三歩で加速をつけた。
そこから軽く跳躍して、ナイフで左肩から心臓を斬り降ろす、というイメージだ。
ミカサはさっと後ずさり、すぐにナイフを持つAの右手を狙い右脚を振り上げた。
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わりと微妙なところで区切りましたが、、
星に色がつきました！！！
読んで評価してくださった方、ありがとうございます！！
hit数、お気に入り登録者数も増えていて、自分の作品を他の方に読んでいただける喜びをすごく感じます。
点数の伸び悩みは、自分の力の無さだと痛感しておりますので、これからもより一層読みやすく、楽しんでいただける作品にしていくべく日々頑張ります。
どうぞ、これからもよろしくお願いします！
紫餡
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天雪(プロフ) - 体重とか無理のない設定で好きです(笑)素敵な作品、ありがとうございます！ (2020年5月7日 11時) (
レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
紫餡(プロフ) - あかねさん» コメントありがとうございます！！長い間気づけず申し訳ありません。。。本当に不定期としか言えませんが待っていただければ幸いです！ (2019年12月1日 15時) (レス) id: 0463c0f2b9 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 面白いです！更新期待としか言えませんね...(゜Д゜) (2019年7月28日 18時) (レス) id: a4b09d9bbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫餡 | 作成日時：2019年1月22日 16時
