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Silk side
いつも通りの日だった。
ケータイから聞きなれた着信音が響く。
ディスプレイには“モトキ”の3文字。
俺はいつものように電話に出た。
けれど聞こえたのはモトキの母の生気のない声で
彼女のからモトキの死が告げられた。
頭を鈍器で殴られたようなショックが俺を襲う。
葬式に行ってモトキの顔を見ても現実味がなくて。
俺は呆然とすることしかできなかった。
それからは心ここにあらずの状態で
次第に皆と集まることもなくなっていった。
虹が、あっという間に溶けて消えるように
俺らがバラバラになるのもあっという間だった。
そして何をする気力も失ってしまった俺は
色のないこの部屋で一人、時間を持て余していた。
*
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ち ゅ ん ぴ(プロフ) - Leafさん» ありがとうございます!!その言葉を励みに、日々精進しますね!これからも応援していただけたら嬉しいです。 (2018年6月20日 22時) (レス) id: 022154d35a (このIDを非表示/違反報告)
Leaf(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!続き待ってます (2018年6月20日 17時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
chisa12(プロフ) - はらさん» ご指摘ありがとうございます。訂正しておきますね。 (2018年4月26日 6時) (レス) id: 022154d35a (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグちゃんと外して下さいねー (2018年4月25日 21時) (レス) id: 3abbd88b82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ち ゅ ん ぴ | 作成日時:2018年4月25日 19時