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ある日の夜。
結構たちました。ここに来て。
今絶賛ホームシックになってます。
なんかあっちの世界のこともそうだしオリヴィアさんやもふ子にまた会いたいなとか、
今ここにいますよーってだけでも伝えられたらなぁって。
でも、ラドに魔法を教え終わるまで帰るつもりはないです…ね。
いい先生が見つかれば頼みたいな。
その方が効率がいいのではないかと最近思う。
あぁーー、オリヴィアさんのホットミルク飲みたいなぁ。
もふ子もふもふしたいなぁ。
また、薬草の調合とか教えてもらったりして、みんなで一緒にご飯たべたりして。
サクラちゃん頑張ってるかなぁ。暴走してる魔物を叩きのめしてるのかなぁ。
魔物にもいいやつはいるよー。楽しいよー。
でもみんなに会いたいよ…。お礼もいえてないし、あっちもいきなりいなくなったら困惑しただろうし…。
今の状況を伝えたい。元気でやってるよって。
無職じゃないよって。
…。
………会いたいな。
____
___________ポツリと涙が1つ。
あ、なんで泣いてるんだろ。なんか止まらないよ。
あそこにいた1週間、たった数ヶ月くらい前のことなのに何年か前のことのように思う。
その夜はベットの上で1人泣きながら寝てしまった。
▫▫▫▫▫
久しぶりに夢を見た。
辺りは暗い。真っ暗だ。
「夢くらい楽しいのを見せてよ。今ホームシック中だっての…。」
少し投げやりな言葉を吐く。どうせ、誰もいない。
私は1人なんだ…。
「おい、オマエ、ホームシックなの?ウケるわ。」
後ろから少年の声がした。ラドか?いや違う。
え、誰かいる?
恐る恐る振り向く。
「いや…誰?」
目の前には、青白い髪で、後ろで長い髪の毛を結ってある。私の頭一個分くらい小さい男の子がいました。
「ごめん。ぼくどうしたの?迷子?」
「はぁ?オマエふざけてんの?」
生意気だな。
「オマエがホームシックで会いたいぃー
会わないと死ぬぅーて思ったから来てやったのに。」
「あ、もしや」
この生意気な口調。
「きゅい?こういえば分かる?バカ主。」
「もふこぉぉおおおおおお!!!???」
勢いよく、抱きしめてしまった。
「いっだぁぁあい!!!」
噛まれた。なんだか懐かしい。
久しぶりに発狂したわ。
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作者名:Chiroru | 作成日時:2019年1月3日 15時