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私 、Aは魔物の囮にさせられてるとき、
現れた美少年(魔物)に
「魔法のせんせーになって!」
「は?」
っていう出会いが、約1か月前…
それから毎日
「えとね、ここはまず杖をね、こうもって、ここに力をギューって集める。」
毎日…
「こう持つの?」
毎日……!
「いや、違うよ!ほらこの本見て、この持ち方。」
ポンコツにつきあっています。
「こう???」
まぁ、助けてもらったお返しなんだけど、
「いや、ラド!?違うっつってんじゃん。ここの手をですね!!こうやんのですね!!」
でも
「…こう?」
あまりにもひどいんだよなぁぁああ!!!!
かえりたぁあああい!!
「ァあああああ!!!!ちがうねぇ!!!なんでそうなんの!?この前と同じとこだよ。君ならできるさ!!頑張ろうね!?」
「ひっ、はい!ボク、頑張る!」
私より大きな身体に包まれる。
「…ぐほっ。」
いや、こいつ言動とか頭のレベルの割に
身体はすくすく成長しちゃった感じなのね。
人間でいうと、18?19?くらいなのかな。
ちょうどいいくらいの体型だしね。細すぎもせず、太すぎもせず…。少し他の人より細いのかな。
ラドは彼女いないっていってたけど。
これはモテますな。
彼女できたら先生にも教えてね。なんちゃって。
最近やってて気づいたこと、ラドの魔力は高そう。
全然魔法の練習しても疲れない。
でも、ラド、杖もつとこからままならないんだよね。長くなるなこれ。
いや、自分、杖もつことぐらいはできますよ。
「お疲れ様ですぅ。今日もお元気でしたね!」
「おかげさまで…。」
まぁ、スキンシップが少し激しい美少年とその仲間たち(魔物)とほのぼの?と暮らしております。
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作者名:Chiroru | 作成日時:2019年1月3日 15時