Reunion～再会～⑤ (ページ40)

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神｢少し前に、玉森さんから連絡あってな？結婚する時は、仕事を辞めて貰いたいと思ってるって。迷惑かけるのは承知の上でのお願いだって。｣

もぅ、どれだけ周りを固めてプロポーズしてくれたんだろう

意を決しての話しだったのに、結局は裕太がどれだけ私の為に行動してくれたか分かっただけだよ

神｢お前が辞めるのは正直言うとキツイ。アーティスト受けも良いし、何よりファン目線での意見は俺も一目置いている。｣

あ｢そんな事言うのズルいです…今まで褒めたこと無いくせに…｣

神｢まぁ、お前と大塚は褒めると調子に乗るからな。俺なりの扱い方だな。｣

“あはは”って笑い飛ばしながらも、一旦箸を置き私の方に向き直った

神｢心配はしてないけど、引き継ぎはしっかり頼むな？それから…いつでも戻ってこい。｣

あ｢…はい！ありがとうございます!!｣

それから食事を進めながら今後の事を詰めていった

引き継ぎが終わってからは、休職扱いにしてくれる事

結婚の事は、上層部だけの話にする事

表向きは、家庭の事情で休職にする事

何だか、嘘をつくみたいで気が引けたけど…

だからと言って、本当の事も言えないから神野さんの言う通りにした

一日の業務を終え、家に帰り玄関のドアを開けるとリビングに明かりがついていた