【d！】悪魔に取り憑かれた系幼女lll (ページ7)

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鬼ごっこと罠ページ7

暇な人、で思いついたコネにぃとゾムにぃとひとにぃに声をかけて収集をかけた。裏庭に行くとおにぃとトンにぃが話しながら私達を待っていた。

『おにぃ～！』

ci「お、来たなA～。トントンさんに説明したら付いてきたから一緒に行動して欲しいんやけど…」

tn「ごめんなぁA。やけど近くにおらへんと怪我したらすぐに手当てできひんやん？」

『んーん！大丈夫だよ。』

トンにぃの隣に移動してにこ、と笑うとありがとうなと頭を撫でた。じゃんけんにより最初の鬼はコネにぃがやる事になり10秒数える間にトンにぃとタガイと走って隠れ場所を探しに行った。

ci「これでAを捕まえられたら…後は俺らの思い通りです。」

tn「グルさんが考えたんやろ？…安心せぇ。ちゃんと俺が捕まえたるから。」

先程の会話を思い出してトンにぃが少し笑っている事に私は気付かなかった。

tn side
今回の俺の役目はAの協力及び付添人のふりをして完璧に捕まえる事。付添は本当に心配で参加したけどそれで捕まえやすくなったから一石二鳥。何処に隠れよう、と探しているA。あぁ可愛い。

そのクリッとした目で俺だけを見て、そのふっくらした唇で俺だけの名前を呼んで、その白く細い腕で俺だけを抱き締めて欲しい。

『トンにぃ、トンにぃ。ここに隠れよ？』

くいくい、とマフラーを引かれて其方をみると俺らが隠れられそうな棚を指差していた。俺はせやな、と笑顔で答えて3人(1匹含む)でその中に隠れて身を潜めた。…さぁ、ここからどうやってAをこちら側に堕とそうか…？

kn side
正直俺はなんとなく自覚していた。Aが誘拐されてからアイツに異様に執着している。いや、俺は前からそうだったかもしれない。

初めて会って、Aが俺に懐き始めた頃にふと思ったんや。コイツが他の奴に話しかけて騙されたりせぇへんやろか、傷つけられたりせぇへんやろか、と。

その時からAへの執着(束縛)が始まっていたんだろう。だからこそ。今回より執着は強くなりアイツを守らな、という意識と俺だけのモノにしたいという意識が俺の中で張り合っていた。

kn「逃さへんぞA…お前は俺らのモノであり俺のモノでもあるんやからな。」

俺はアイツを探す為に城の中を駆け巡りながらゆっくりと口角を上げた。