【d！】悪魔に取り憑かれた系幼女lll (ページ19)

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少女と夜ご飯ページ19

パタパタと走って食堂へと向かう。今から向かって夜ご飯を作るとして間に合うだろうか。いや、間に合わせなくてはいけないんだ。食堂の中に入るなり壁に掛けてあるエプロンを取り着ながら厨房へと入って料理器具やらなんやらをだしていく。

『えぇと、今日は洋食ですから…ドリアでいきましょう。あとはサラダとスープ…は、前にリクエストがあったオニオンにしましょ。』

tg「オニオンスープか。なら我が作ろう。前に作った事がある。」

『頼みます。私はドリアとサラダを作りますから』

テキパキと作り始めるタガイをチラリと見た後私も自分の作業に専念する。ゾム兄様は多めにして、シャオ兄様はサラダを少し多く…あ、ロボロ兄様は多くしなくては。個人個人の量が違う為考えながら作らなくては量に余りが出たりしてしまう。

『ん、出来た。タガイ～？』

tg「出来たぞ。我はサラダを運ぼう。」

『ありがとう。頼んだわ。』

どうやってるのか正直分からないが器用に尻尾を使いお皿を背中に乗せて皆さんが座る席の前に置いていく。私もその隣に置いて中央近くにドレッシングを置いて最後にフォークやスプーン、一応箸も用意して飲み物を置けば完成。タガイと一息付いてからインカムを繋げた。

『皆さん、御夕飯が出来ましたよ。早く来てくださいねぇ。10分以内に来なかった場合は粛正です。』

「え、10分？！ちょ、ま、無理ですやん！！」

「はっはっは！！大先生今日も粛正か！！」

「うわ～近道使お。」

騒がしい声が飛び交う中インカムをそっと切り扉の前で待つ。1番最初に入ってくるのは決まってあの人だ。遅刻した人の粛正担当である人

『トン兄様。』

tn「おぉA。ご苦労さん。粛正は任しとき。」

『はいっ。よろしくお願いしますね。あ、今日は洋食でドリアにしたんです！』

tn「ドリアか。久しぶりに食べるわ」

トン兄様は楽しみやわ、と言いながら隅に置いてあった竹刀を手に取り肩にかけながら仁王立ちしている。次々に入ってくる人達がドリアか！とか俺多い！と嬉しそうな声をあげている。さて今時間になる残り1分前。来てないのは勿論の事に

『後は鬱兄様だけですねぇ。』

tn「さぁ、どうなるやろなぁ。…10、9、8、7、6、5、4、3、2、1…0」

ut「せ、セーフ！セーフやんな？！」

『あー…0.5秒アウト、です。』

tn「おら大先生ケツ向けろよあくしろよ。」

その後ひと兄様とエミ兄様に顔と耳を塞がれていつも通り粛正は終わった。鬱兄様大丈夫かな？