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当たり前 ページ49

☆ジュノ side






「大体、最近は俺等に突っかかってくるバンドも居ないよなぁ。」

「そうだね。皆、優しくなったよね。ふふ」

そうヒョン達は言うけれど、大体が大体にして、ヒョン達暴れまくったよね?
SEVENTEEN先輩のところからの帰り道。
マネヒョンの運転する車に乗った俺達は雑談にもならない雑談をする。

「あはは。よく言うわ。二人共、潰しまくったよね?」

あぁ、だから、そう云うホントの事、Aは口にしないで。

「アレは、そう、仕方なかった。」

「うん、うちのメンバーを貶すやつが悪いよね?礼儀って必要だし。」

ソジュニヒョンはそう言うけど、礼儀がなってないのは、俺等もなんだけどね。

「あ〜、笑っちゃったの失礼だったかなぁ。」

礼儀と言う言葉に反応したAは眉を寄せて呟く。

「SEVENTEENだし、大丈夫だよ。」

俺がそう声をかければ、"そうかなぁ"と呟く彼女。
礼儀云々よりさ、不味いのは…。

「…耐性あるって話だったよな。」

「こっちの耐性のが強かったってことかな。」

シウヒョンとソジュニヒョンはため息をついて呟く。

「なんの耐性?」

わからないのはAばかり。

「ねぇ、AはSEVENTEENってどう思った?」

俺から見てもSEVENTEEN先輩たちはイケメンで優しくて理想的な男だよなぁ。

「ん〜、"サッカー部"の人たちみたい」

首を傾げてAは答えた。
珍しく日本語で返ってきた。

「え?」

「は?」

「サッカーぶ?って何?」

「サッカーって、축구か?」

マネヒョンが口を挟む。
축구、축구か…。

「あぁ、うん。축구。」

「スポーツ選手みたいってこと?」

ソジュニヒョンの質問に、

「うん、スポーツ選手みたいにチームワークが良いなぁって思ったの。」

そう答えるA。
スポーツ選手、ねぇ。

「「「へぇ。」」」

「イケメンで優しくて話しやすいアイドルだなぁ、なんて思わないんだ?」

少し突っ込んで俺がそう聞いたら、

「ん〜、アイドルって、イケメンで優しい人がなるんじゃないの!?私の知っているアイドルはみんなそうだよ。」

と当たり前のように言われてしまった。

「あ、あ〜、なるほど?」

そう呟きつつ、そう考えるか、とちょっと驚いた。

「そっか、そうなるか。」

「…アイドルの前提がそうなったのか。」

ヒョン達も苦笑いして呟く。

前提がそうなるってことは…

これからAと出会うアイドルの皆さん、

優しくて、イケメンは当たり前。だそうですよ?







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←耐性有りなのに。



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ちな(プロフ) - akb48yuuko1さん» いつも、応援ありがとうございます!ゆっくり更新ですが、頑張ります〜。 (2022年10月1日 8時) (レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
akb48yuuko1(プロフ) - 早速嬉しいです!応援してます!! (2022年9月30日 22時) (レス) id: 308e687bed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちな | 作成日時:2022年9月29日 0時

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