FULL MOON 5 (ページ47)

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変だページ47

☆MINGYU side

「うちはAが居るので、セキュリティは厳重なんです。だから、ヒョン達、Surpriseはできませんよ？」

シウがハニヒョンとシュアヒョンを見て言った。
確かにメンバーに女の子がいたら、そうなるのかもしれないな。

「え、サプライズしたかったの？」

Aちゃんが小さく呟く。

「いきなり来て僕達を驚かしたかったらしいよ。」

ソジュンはこっそり彼女に言う。

「へぇ、でも、確かにアポ無しでSEVENTEENが来たら驚く…かな。」

「まぁ、違う意味で驚いたけど。」

「ぶっ、だからソレはもういいって…」

仲良く話すAちゃんとソジュン。
FULLMOONのメンバーはビジュアル良いけどさ。
Aちゃん、俺達に全く視線もよこさないって、何？
一応、俺達、トップアイドルなんだけど。
さっき、ハニヒョンやシュアヒョンをチラチラと見ていた時はヒョン達に惚れちゃった？
まぁ、ヒョン達良い男だし、フレンドリーに接してもらったら落ちない女の子なんて居ないから当然かな？なんて思ったんだけどさ。
彼女さ、なんて言うの！？
普通、なんだよね。
こんなに良い男達に囲まれてるのに、頬を赤らめるとか視線を彷徨わせるとか不自然に笑顔になったりしないんだよ。
後輩ヨジャアイドルやダンサーだって女の子は皆俺達にすぐ落ちるのにさ。
自然体っておかしいよね？

「おかしい」

小さく呟けば、首を傾げるミョンホ。

「なにが？」

そう彼は聞いてきたけど、答えられない。
だって正直に言えないじゃん。
俺達に媚売らないとか、惚れないのがおかしいなんて。
自惚れやだって、自信家だって、からかわれるのが落ちだし。
でも、変だ。
俺達クラスのイケメントップアイドルにこんなにフレンドリーに接してもらって沼に落ちないなんて。
ちょっと警戒したほうが良いかもしれない。
"面白え女"枠を狙った"わざと"かもしれないし。

ちらりと周りを見れば、ヒョン達は彼女に興味津々だ。
どうしよう。
警戒心の強いウォヌヒョンやジュニヒョンでさえ、彼女に興味もったかもしれない。
ここまでが計算された態度だったら、帰る前に連絡先交換とか言い出すかもしれない。
彼女が可愛くても、面白え女枠でも俺は絶対交換しないぞ。

…