FULL MOON 5 (ページ34)

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永遠の少年ページ34

☆

「昨日、SEVENTEENの95'sの先輩たちと会食した。」

「うん、楽しかったよ。」

シウとソジュンが作業室でいきなりそう話しだした。
男同士ってすぐ仲良くなれるから羨ましいね。
お互いをリスペクトしたりできるし。
女同士は結構エグいから大人になってから出会ってもなかなか仲良くはなれないなぁ。
同業者は特に…ライバルだし？

「え、俺は呼ばれてない！ずるいっ」

ジュノはそう言って、頬を膨らませる。

「ごめん、ごめん。今度はジュノ連れて行くから、」

ソジュンが苦笑いしてそう言った。

「ヒョン達、SEVENTEEN先輩と接点有ったの？」

ジュノははぁとため息をついて、二人に聞く。

「あ〜。BTSの95'sから話来た。」

とシウは答える。

「ふぅん…」

二人を見るジュノは、何か言いたげだ。

…っていうかSEVENTEENって誰だっけ？
日本で言うところの"19"的な？
男は皆、永遠の少年とか言うのを聞いたけど…17才はギリ少年かな？え、青年？

男には彼らのWorldがあるらしい。
亮くんや賢人くんがそう話していた。
三人の会話は私に関係なく進んでいるから、私には関係はないのかもしれない。

あ、亮くんからLINEきた。

"賢人が…"

え、マジで？

"どう思う？"

どう思うって、マジヤバイでしょ？

「…って、A？聞いてる？」

ジュノに声をかけられ、スマホから視線を彼らに向け

「え、聞いてなかった。」

そう答えると三人は深い溜め息をついた。

「Aって、ホント、アイドルに興味ないよね？」

ソジュンが呆れたようにそう言うので、

「同じ業界にいる認識はあるよ？でもさ、興味ないのは、お互い様、お互い様〜。」

片手を振ってそう言えば、三人は明らかに目を泳がせた。

「それさ、色々間違ってるって！」

「どうしてうちのAは…」

「マネヒョンが悪いの？」

三人はぶつぶつと何やら呟いていた。
私は自分のスマホが震えたので、三人の呟きは聞いてなかった。

「あ、ちょっと電話してくるね〜。」

そう三人に言って作業室を出た私は三人が何にぶつぶつ言ってるのか、気にもしてなかった。

…