FULL MOON 5

遊ぼう企画 ページ23

☆スビンside





お揃いの白の運動着を着た僕達は、バンに乗って、ある場所に来ていた。
そのバンにはFULL MOONのAを除く皆も一緒で…。
彼らも黒のお揃いの運動着を着ている。

ジュノ曰く "楽しいとこ"
ソジュン曰く "明日筋肉痛になるとこ"
シウ曰く "Aが楽しいとこ"
らしい。

体育館のような施設に入る。

ギシッ、タン、と音がして、見れば、Aがトランポリンで、凄く高く、飛んでいた。
あ然として、見守ると、彼女は、一番高いところでクルクルと回っていた。

「A〜、来たよ〜。」

ジュノが叫ぶと、高く飛んでクルクル回っていた彼女は、少しずつ、低くなり、着地した。

「A、今日のノルマは終わったの？」

ソジュンがそう声をかけると、

「終わった〜。」

と彼女は答える。

「遊んでたもんな。」

ため息をつき言うシウ。

え、あれ、遊んでたんだ…。

続々とスタッフが入ってくる。
カメラが僕達を撮りはじめ、

「はい、今日は、FULL MOONと遊ぼう企画です。」

カンペを読んだテヒョナ。
遊ぼう企画だったんだ。
なるほど、だからすぐOKが出たのか。

「はい、ここはどこですか〜？」

カイが少し戯けて聞くと、

「秘密の訓練施設です。」

真顔のジュノが答えた。

「日々、僕達が、体を鍛えてる…」

真顔でソジュンがそう言い、TXTのメンバーがゴクリとつばを飲みこんだ。

「それは嘘。」

ニコニコ笑うAは、言った。

「今日は、ここのトランポリンで遊びます！」

シウがニヤリと笑って言った。

そんな前ふりがあって、撮影しながら、僕達は、トランポリンで、遊んだのだった。

「明日、絶対に筋肉痛だ」

ソジュンが小さく呟いた。
ソジュンの予言は、確実に当たり、翌日、ヒョンと僕とテヒョナは、酷い筋肉痛になった。



…

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