え、あ、無理 3【JM】 (ページ46)

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パーティ2　JM ページ46

JM

僕達のあとに来た車から降りてきたのはテヒョナとサランさんだった。

"あれは"

"え"

"なんてこと"

ざわめきは大きくなる。

「ジミナ、A、こんばんは」

テヒョナは、サランさんをエスコートしながら、僕達に声を掛けた。

「オンニ、テテ、こんばんは。」

「サラン様、テヒョナ、こんばんは。」

僕達が挨拶をすると、サランさんは、本当にキレイに笑い、テヒョナに寄り添いながら、

「ふたりとも、こんばんは。良い夜だね。」

と言った。
そんなサランさんを見つめて、テヒョナは、嬉しそうに笑う。

あれ。二人は恋人じゃないよね？
雰囲気は、恋人なんだけど。

そんなふうに思っていたら、またざわめきが起こった。

"どちらのご令嬢かしら？"

"シオン様が…"

後ろを見ると、シオニヒョンとジョングクとユア。
え、ユア？なんでユア？

ジョングクがユアをエスコートしている。

「あ、皆様お揃いで。」

ジョングクとユアを、先導していたシオニヒョンがニヤリと笑った。

「グク、ユア、こんばんは。ユア、綺麗ね」

Aがニコリと笑い、そう言うと、ユアが、

「A、ジミンくん、こんばんは。ありがとう。」

ニコリと笑って答える。

「ユアちゃん、久しぶり〜」

テヒョナがニコニコと笑いながら言うと、

「久しぶりだね。キムくん」

とユアは答える。
周りのざわめきは更に大きくなった。

「お嬢様方、こんなところで足を止めるのも邪魔になります。会場へ参りましょう。」

シオニヒョンのこの言葉に、僕達は足を動かした。
このメンバーは目立つらしく、歩けば歩くほど、ざわめきが大きくなっていた。

"テヒョン様はサラン様と…お似合いですが…"

"ジョングク様がエスコートされているのはどこのご令嬢ですかね？"

"あの方、A様と親しげですわ。"

"テヒョン様とも。"

"テヒョン様もジョングク様もお相手がいらっしゃるのですね。"

"残念です。"

多分、サランさんとシオニヒョンの思惑通りに周りを牽制できたんじゃないかな。

「テヒョナ」

サランさんは、挨拶周りをするみたいで
、テヒョナを連れて行ってしまった。

「シオニ」

「大丈夫。僕がついているから。」

「じゃあ、ジミナ、私達も。」

グクとユアを、気にしていたAは、シオニヒョンが二人につくと聞いて、僕と挨拶周りをすることにしたみたい。
僕達も3人から離れた。

…