2 JM side ページ5
JM「なにそれどういうこと?」
TH「べっつにぃー本人に聞けばいいじゃん」
テヒョンは大げさに肩をすくめると自分の席に戻って行った
JM「Aは僕に何か隠し事してるのか…」
何かあるなら言ってくれればいいのに、
なんで僕じゃなくてテヒョンなの
その日の授業はずっとモヤモヤしながら受けていた
そして昼食になるとAの変化が露わになった
JM「A〜!お昼食べよっか!
今日はAが好きなオムライス弁当だよ!」
Aの朝食と昼食は僕が作るのが日課になっている。
Aはオムライスと唐揚げが大好きで
オムライス弁当にすると僕の分まで食べちゃう
口いっぱいにご飯を頬張るAは本当に可愛い。
そんなAの口を拭いてあげるのも僕の仕事
JM「ほら、食べな?」
いつもなら飛びつくくらいの勢いで食べ始めるのに
今日はなんだかもじもじして僕の弁当を食べようとしない
JM「A…?」
どこか調子でも悪いのかと思い
Aの顔を覗きこむと
Aは気まずそうに僕を見つめて
モゴモゴ口と口を尖らせながら喋り出した
「あ、あのね。明日から自分で持ってくるから
もういいよ?ありがとうジミナ」
JM「……え?」
僕はお弁当を持っている手に力が入らなくて
その場にお弁当をぶちまけた
するとAは急いで僕の弁当を拾っていた
僕も一緒に拾わなきゃいけなかったけど
今はそれどころじゃなかった
JM「なんで…?僕の弁当美味しくなかった?
ずっと我慢して食べてた?」
「それは違うよ!!ジミナのお弁当はいつも美味しいよ!!」
じゃあ…なんで?
そう思った瞬間にテヒョンの顔が浮かんだ
JM「もしかしてテヒョン?」
「なんでテヒョンくんがここで出てくるの?」
JM「A、テヒョンになんか相談してたでしょ?」
「そうだけど、それはジミナに関係ないじゃん」
…関係ない?
いつも一緒にいる僕は関係ないの?
JM「もう…いいよ、テヒョンと食べな」
「ジ、ジミナ?勘違いしてるよ?」
JM「なにが?僕が迷惑だったんだろ?」
「違うもんっ!!!ジミン分からずやっ!!
いつもジミナに迷惑かけてるのは私だもん!!」
そう言って走って行ってしまった
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作者名:。イル。2 | 作成日時:2019年6月17日 1時