【d!】時を超えて、あの時の誓いを【sha】＜完結＞ (ページ33)

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sha「は、そんなんでもう怯んでんの？w 俺まだまだ少しも本気出してないんやけど？」

mob「ﾁｯ行こうぜ」

mob2「、、お、おう」

勝てないことを悟ったのか、

そのまま男の人たちは走り去って行った

『…しゃおろ、ん、せんぱ、い』

sha「…っ！A大丈夫か？」

私が呼びかけるとさっきまで怖い顔してた先輩が心配してる優しい顔になる

『…先輩が、助けてくれた、から、、、あり、が、、とう、ござい、、ます、、』

恐怖が落ち着いたのと安心したのが同時に来て思わず涙が零れてしまう

sha「……遅くなってもうてごめんな、怖かったやろ」

そう言って先輩は優しく抱きしめてくれる

…ちょっとくらいは、頼ってもいいよね

『…ｸﾞｽｯｸﾞｽｯこわ、かった、、』

こんなみっともない姿見られたくなかったなぁ

sha「……(無言で頭を撫でる)」

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『…すみません……制服濡れちゃって…』

sha「へーき。こんなん洗えば大丈夫やしな」

『先輩はどうしてあそこに？』

あそこは駅までの道からズレている

なんでシャオロン先輩はあそこに居たんだろう

sha「あーなんか女の人の声が聞こえてな？これまずいんじゃね？って思って行ってみたら案の定ナンパされてる子がいたわけ。Aだとは思わんかったなぁ」

『…そうだったんですね』

シャオロン先輩は優しいなぁ

声が聞こえたから駆けつけるって…

さぞモテるんだろう

sha「俺こんなんでみんなからゴボウとか呼ばれとるけど意外と力には自信があってな。良かったわ助けれて」

そう言いニカッと笑う

…ﾄﾞｷ

『、本当に、ありがとうございました、』

sha「ん。あ、あとあいつらになんかされてない？」

『え、あ、、、えと、、服の中に手を、、』

sha「……あいつら追いかけて絞めてこようかな」

『や、ダメですっ』

『助けてくれただけで…その…嬉しかったんで、、。先輩が来てくれて本当に良かったです…！ﾆｺｯ』

なんかちょっと照れるなぁ

sha「……」

先輩は私のヒーローだ

赤くなった自分の頬を隠すことに精一杯で、

少し横を向いたシャオロン先輩の頬も赤く染められていることに気づかなかった