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【ut side】
『それじゃ私はここで』
ut「またねAちゃん〜」
shp「また今度〜」
ci「じゃあね〜！」
『また〜！！』
ふう
チーノがAちゃんの背中を目で追いかけてる
shp「なあチーノ」
ci「…ん？」
shp「Aさんのこと好きなん？」
ci「うぐっ…。………それがな、良く分からんねん」
ut「つまり自分が恋しとるんか分からんってこと？」
ci「そうっす、ね…。いや、多分好きなんだと…思います＿＿」
そうしてチーノは、最近のデジャブのような感覚の話をする
.
ut「そう…なんやね、」
ci「ま、まあいいんすよ！俺は…あいつが幸せそうにしとるんならそれでいいんで！」
チーノ…お前は本当に…
shp「…変わらへんのな」
ショッピくんが俺の気持ちを代弁してくれる
ci「え？」
shp「いや…なんでも」
ut「ほ、ほら、行くで？」
"前"はこいつの恋が叶うことはなかった
俺らも話を聞くことは出来たが本気で応援してやることは出来んかった
実ることはない、そう分かってはいてもずっと彼女を好きで居続けたチーノ。
きっと辛かっただろうに、いつも笑顔で
チーノは俺らにこう言うんや
こんな話してもうてごめんな、話せるの二人しかおらんねん、複雑だよな、ごめんな、って
チーノが謝ることなんてないのに
それに何も言えない俺らも俺らなんやけどな
それで、Aさんが幸せだったらそれでいいって。
最後には絶対に言うんや。
こいつはそういうやつやったな。
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作者名：えむいー | 作成日時：2023年1月19日 23時
