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気持ちのいい朝。
ピピピピ…ピピピピ…
『…んぇ…もう…朝…？…あと5分…』
富沢A、15歳！つい最近始まった新生活に心躍らす女子高校生………
……はっ！！！今何時！？
やばいこのままだと遅刻する…！
慌てて制服に腕を通し、階段を駆け降りる。
『もうお母さん〜！！なんで起こしてくれなかったたのs…』
そう言いかけるとたまたま目に入った机の上のメモ
そこには、
〈ママ急に朝からお仕事入っちゃったからごめんね！〉
という文字と、近くにおにぎりが置いてある
『出かけるなら起こしてくれていいのに…』
ぺらっとメモをめくると、そこにはお母さんの字で
〈あっ！ちゃんと起こそうとしたわよ？？遅刻してもママのせいにしないでよ！〉
…この人…完全に私を理解している…
『って時間時間！！』
慌てておにぎりを口に放り込み、家を出る
走れば間に合う…！！
私の家から高校までは徒歩で行ける距離にある。
高校から高校の最寄り駅までの道の途中に私の家があるから、
家から少し歩いて大通りまで行けば、私と同じ制服を着た人たちがいっぱい歩いてて…
って、いない！！！！
やばいやばい遅刻じゃん！！
走れ！！まだ間に合う！！入学して1週間で遅刻とか無理なんだけど！！
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作者名：えむいー | 作成日時：2023年1月19日 23時
