大銀杏の木が色付く頃に･･･

第三話 ページ6

小学校６年 ５月


６年になってバラバラのクラスになっても私たちは相変わらず仲良しだった


「ねー今度さぁ花の誕生日会しよう！」

「どこで？」

「Aの家」

「デスヨネー」

花って言うのは今６ｰ１で麻衣子と仲良くなった子で、今度の日曜が誕生日！

すんごい天然で可愛くてほっぺが柔らかい←


「花って何ケーキ好きなのかな」

「普通にタルトでいこう」

あ、ハイ、真奈美の普通はショートケーキとかじゃなくてタルトなんだね


「いいよ！Aは？」

「もちおけ」

「じゃ決定ね」


準備は順調に進んでいった





当日



パンパーン！

クラッカーの音が響く

「花！誕生日おめでとう！」

「ありがとぉ〜みんな大好き！」

やっぱりどこか間延びした声で返事した花

可愛い！


プレゼント渡し

ケーキ

ゲーム←



どれもこれも済んで、気が付けばまた時計は真っ直ぐ縦に伸びていた



「またきてね！」

みんなを送り出した私はまたゲームをした←





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