嘘をつく君に熱い口づけを (ページ19)

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その後、あっくんは目が笑っていないまま

しげも作り笑いのままで今日はお開きになった

重岡｢照史送って行ったろか？｣

桐山｢いや、ええわ

まだ飲み足らんからもう少し行ってくるわ

濱ちゃんも行くか？｣

濱田｢おん、俺も久しぶりやからなぁ｣

『じゃあ、お疲れ様でした

おやすみなさい！』

桐山｢おーともちゃん気を付けてな

しげも事故らんようにな｣

重岡｢わかっとるわ

じゃあな｣

『濱ちゃんもまた来てくださいね』

濱田｢お、おん…！｣

また、顔を真っ赤にして

あっくん真顔だし、しげなんか睨みつけてる

そんなしげを引っ張るようにその場から離れて車に押し込んだ

『ちょっとしげ

先輩のこと睨んだらあかんやろ？』

重岡｢…別に

元からやし｣

『しげ……しげは元からそんな怖い顔せーへんから

ちゃんと窪み作って笑って』

重岡｢窪みちゃうわ

…それと、さ

そろそろ大毅って呼んでくれへん…かな｣

ハンドルを強く握って耳まで真っ赤に染めてお願いしてくるしげを見て名前ぐらい…ね

『…大毅』

重岡｢…嬉し

ともだけや｣

いつものように嬉しそうに笑う大毅に同じように笑った